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犬の寒さ対策に毛布や布団は必要?飼い主が押さえるべきポイントとは

寒くなる季節、愛犬のためにも毛布や布団を用意したほうがいいのか悩む飼い主さんもいるのではないでしょうか。実は犬のために毛布や布団を使うことには、寒さ対策以上の利点もあります。

この記事では、犬に毛布や布団が必要な理由や使用時の注意点について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本先生が解説します。

犬に毛布や布団が必要な理由とは

柴 さすけ(豆柴)
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬が毛布や布団を必要とするかは、犬種や年齢、健康状態、住環境によって異なります。しかし、以下のような理由で用意したほうがよいと考えられます。

①寒さから体を守るため

短毛種や体脂肪の少ない犬種や、シニア犬、子犬は特に体温調節が苦手なため、毛布や布団などで体を温めるとよいでしょう。冬場は冷たい床からの冷気を遮るものがあると安心です。

②安心感を得るため

習性として「巣穴」を好む傾向がある犬は、毛布にくるまることで狭くて柔らかい場所にいる安心感を得られます。また、母犬に抱かれている感覚もあるでしょう。

③においでリラックスできるため

自分や飼い主のにおいがついた毛布は、犬にとって安心できるアイテムです。特に留守番中や、環境が変わったときに毛布があると、精神的な安定につながることがあります。

使用する際の注意点

Mix(雑種)小型犬 今日もお気に入り
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
毛布や布団は便利なアイテムですが、使い方によってはトラブルのもとになることもあります。以下の点に注意しましょう。

①誤食に注意

毛布の端や糸をかじって飲み込んでしまう場合も。誤食は腸閉塞などの原因にもなるため、噛むクセのある犬には与えないほうが安心です。空調やペット用カーペットなど、別の方法で保温しましょう。

②清潔を保つ

毛布は週1回程度の洗濯が理想です。ダニやノミの温床になりやすく、皮膚トラブルの原因になることも。特にアレルギー体質の犬ではこまめな洗濯が必要です。

③サイズや重さに注意

大きすぎるものや重すぎるものは避けましょう。愛犬の体を覆え、愛犬が暑いと感じた時に自力ではぐことができるものが安全です。また、季節によって素材を変えると調整しやすいでしょう。

毛布に対する異常行動にも注目

ポメラニアン  取れるもんなら、取ってみ
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
毛布を舐め続けたり、隠したりするような行動が見られる場合は、ストレスや不安が関係していることがあります。犬が毛布に執着しすぎるようであれば、かまってほしいサインや、生活に変化があった影響かもしれません。一度生活環境を見直したり、遊びやスキンシップの時間を増やすことも必要です。

犬にとって快適な寝具環境を整えよう

トイ・プードル  眠たくてボーッと
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬の健康と安心のためには、毛布や布団だけでなく、ベッド全体の環境も見直すことが大切です。通気性がよく、洗いやすい素材のベッドやマットを用意したり、犬が落ち着ける場所にベッドを移動することで、より快適な眠りをサポートできるでしょう。
文/いぬのきもちWeb編集室
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります
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