「また犬を迎えたい」と思えたときに2頭の保護犬をお迎え　4才になり、夫婦の“元気の源”のような存在に！

つらいペットロスを乗り越えて出会った2頭の保護犬は、夫婦にとってなくてはならない存在へと成長していました。

ペットロスを経験し、「またワンちゃんをお迎えしたい」と思ったときに、ななちゃんとの出会いが。

「中型犬を2頭飼うのはもちろん大変なことも多いですが、その何倍も何十倍もふたりが可愛くて愛おしいです」と話すのは、Instagramユーザーの@nana_ibustaglamさん。

愛犬・ななちゃん（取材時4才）といぶきくん（取材時4才）は、保護された母犬から生まれたきょうだい犬なのだそうです。

ななちゃんと初対面したときの様子。ななちゃんを抱っこしたこちらの写真は、飼い主さん夫婦にとって大切な一枚だといいます。

結婚前からそれぞれ犬と暮らした経験のあった飼い主さん夫婦。どちらも最愛の愛犬との別れを経験した後、ペットロスのつらさから「もう犬を迎えるのはやめよう」と思っていたのだとか。

しかし、時が経つにつれ「愛犬と一緒に過ごした日々はとても幸せで充実していた」「また犬と暮らしたい」という気持ちが少しずつ戻ってきたといいます。

そんなタイミングで出会ったのが、里親募集サイトに掲載されていたななちゃんでした。

飼い主さん：
「ななたちは6きょうだいで、妊娠していた保護犬から生まれました。掲載されていたななの顔がとってもやんちゃそうで、目がキラキラしていて……『絶対にこのコを迎えたい！』と思い、お見合いを申し込みました。

初めてななたちに会ったとき、初対面の私たちに向かって小さな体で飛びかかってきて、しっぽをブンブン振ってくれたことは、今でも忘れられません」

その後、ななちゃんの譲渡が正式に決定。お見合いから1カ月後、ななちゃんは飼い主さん夫婦の家に迎えられました。

お迎え初日から、堂々と“夫婦の真ん中”に

ななちゃんを家に迎えた日、「この家に慣れてくれるかな？」「今まできょうだいと一緒だったから、ひとりになって寂しくないかな？」と、不安な気持ちもあったそう。

しかし、そんな心配はすぐになくなったといいます。

飼い主さん：
「ななは初日から堂々と夫婦の真ん中でおなかを出し、いびきをかいて寝ていました。その姿がとても印象的で、『あ、このコは大丈夫だな』と思いました（笑）」

迎えたその日から、夫婦の布団で一緒に寝るようになったななちゃん。家族としての暮らしが自然と始まっていきました。

約3カ月後、きょうだい犬のいぶきくんも家族に

ななちゃんを家族に迎えて約3カ月が経過したころ、飼い主さん夫婦はななちゃんのきょうだい犬・いぶきくんも家族に迎えるという、大きな決断をしました。

飼い主さん：
「実は初めてななと会ったとき、その場にいぶきもいたんです。いぶきはほかの方とお見合い予定だったのですが、私たちは『ななもいぶきも可愛かったね！』と、出会った当時からふたりにメロメロでした。

あの日からいぶきのことも気にかけていたのですが、ご縁があって、いぶきも我が家に迎え入れることになりました」

いぶきくんは家に来た当初、不安そうに窓の外を眺めていたそうです。しかし、ななちゃんと遊んだり、夫婦と一緒に寝たり、いろんな場所へ出かけたりするなかで、すぐに馴染んでくれたといいます。

仲良く眠るななちゃんといぶきくん — いぶきくんより体が大きく強いというななちゃんですが、くっついて寝たがるのはななちゃんのほう。実はツンデレな一面もあるそう。

一方、先住犬のななちゃんはというと、いぶきくんがやってきた日は少しヤキモチを焼いていたそうです。それでも時間が経つにつれ、いぶきくんの存在をすぐに受け入れてくれて、今では寄り添って眠るほど仲良しに。

ほとんどケンカをすることもなく、仲むつまじく過ごしているようです。

4才になったななちゃんといぶきくん　「夫婦の元気の源」のような存在

それからあっという間に月日は流れ、ななちゃんといぶきくんは4才（取材時）になりました。現在の2頭について、飼い主さんはこう話します。

飼い主さん：
「私たち夫婦の赤ちゃんが産まれ、いぶきとななは“お兄ちゃん・お姉ちゃん”になりました！　ふたりとも赤ちゃんにとても優しく、とくにななは赤ちゃんの面倒を見たいのか一緒に遊ぼうとしたりと可愛がってくれています。

妊娠中も出産してからも、どんなときでも優しく穏やかなふたりの存在にとても癒されています」