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人を避け、小屋の奥で気配を消していた保護犬→推定12才の今、“塩対応”も愛おしいかけがえのない家族に

人の気配を感じると、小屋の奥にそっと身を潜めていたという保護犬。飼い主さんと出会い、家族になって4年が経った現在は、そのコらしいマイペースな姿を見せています。

人が苦手だった保護犬・チョウちゃんとの出会い

出会った当初のチョウちゃん
出会った当初のチョウちゃん。
@chouchouyochiko
紹介するのは、X(旧Twitter)ユーザー@chouchouyochikoさんの愛犬・チョウちゃん(取材時、推定12才)です。

チョウちゃんと飼い主さんが出会ったのは、飼い主さんが心身の疲れから仕事を退職したころ。ひょんなことから保護犬ボランティアに参加し、そこでチョウちゃんと出会いました。

当時のチョウちゃんは人がとても苦手で、人の気配を感じると吠えたり逃げ回ったりすることもなく、いつの間にか小屋の奥にそっと身を潜めていたといいます。

ボランティアに通い始めて数日経つころには、チョウちゃんは飼い主さんにとって「気になるコ」から「好きなコ」、そして「大好きなコ」へと変わっていったそうです。

「このコと暮らしたい」——家族になるまでの道のり

ボランティアをしていた飼い主さんと散歩に出たチョウちゃん
ボランティアをしていた飼い主さんと散歩に出たチョウちゃん。
@chouchouyochiko
チョウちゃんと暮らしたいという思いが強くなったのは、初めて譲渡会への参加が決まったときでした。「もう会えなくなるかもしれない」と考えると涙があふれ、散歩をしながら泣いたこともあったそうです。

しかし、飼い主さんが当時暮らしていた実家では、動物を迎えられる状況ではありませんでした。そのため、チョウちゃんにあたたかい家庭を見つけることが、ボランティアとして自分にできる最善のことだと考えながらも、一緒に暮らしたいという思いを諦めることはできなかったといいます。
飼い主さんにしっぽを振ってくれるようになったチョウちゃん
飼い主さんにしっぽを振ってくれるようになったチョウちゃん。
@chouchouyochiko
転機となったのは、ボランティア仲間からの言葉でした。チョウちゃんを迎えるのか、積極的に譲渡先を探すのか、具体的に動いてみてはどうかと提案されたのだそうです。

その言葉に背中を押された飼い主さんは、チョウちゃんを迎えるために生活環境を整えることを決意。保護団体と相談を重ねながら準備を進め、長めのトライアル期間を経て、当時推定8才のチョウちゃんを正式に家族として迎えました。

飼い主さんは当時を振り返り、「チョウのおかげで社会復帰までさせてもらいました」と話しています。

トライアル当初はクレートの奥へ

トライアル初日のチョウちゃん
トライアル初日のチョウちゃん。
@chouchouyochiko
ボランティア先では、飼い主さんの姿を見るとしっぽを振って待っていたというチョウちゃん。しかし、トライアルが始まるとクレートの奥に引っ込んで出てこなくなり、ゴハンも食べなかったそうです。
初日の散歩で、すぐさま玄関に戻ったチョウちゃん
初日の散歩で、すぐさま玄関に戻ったチョウちゃん。
@chouchouyochiko
散歩のときも飼い主さんのそばには寄らず、すぐに帰ろうとしたのだとか。チョウちゃんは新しい環境に戸惑っていたのかもしれません。

家族になって4年、少しずつ見せた変化

お芋に興味津々のチョウちゃん
お芋に興味津々のチョウちゃん。
@chouchouyochiko
それから4年。チョウちゃんは少しずつ新しい暮らしに慣れ、今では穏やかな表情を見せるようになりました。オヤツも大好きになり、散歩先の公園では、芝生の上に寝そべってのんびり過ごしているそうです。
まったり過ごすチョウちゃん
まったり過ごすチョウちゃん。
@chouchouyochiko
一方で、飼い主さんへの接し方には、チョウちゃんらしいマイペースな一面が見られるそうです。

チョウちゃんがしっぽを振って飼い主さんを出迎えたのは、4年間で片手で数えられるほど。しっぽを振っていても、帰宅した飼い主さんの顔を確認すると、なぜかクレートへ戻っていくこともあるといいます。

飼い主さんは、そんな“塩対応”な姿にもチョウちゃんらしさを感じています。

家では“塩対応”、外では甘えた一面も

見つめるチョウちゃん
見つめるチョウちゃん。
@chouchouyochiko
飼い主さんによると、チョウちゃんはなでてほしいとき以外、手を伸ばしてもするりとかわし、クレートへ戻ってしまうことがあるそうです。

「もう少しなでさせてくれてもよくない?」と声をかけると、すごく迷惑そうな様子を見せるのだとか。
散歩するチョウちゃん
散歩するチョウちゃん(2026年6月撮影)。
@chouchouyochiko
一方、外では自分からなでてほしいとおねだりするなど、少し甘えた姿を見せることもあるといいます。そうした行動は、飼い主さんが忙しかったり、時間に余裕がなかったりするときに多く見られるのだとか。

家の中と外で異なる姿を見せるところも、飼い主さんが感じるチョウちゃんらしさのひとつです。

一緒にのんびり過ごす時間が幸せ

芝生で寝転ぶチョウちゃん
芝生で寝転ぶチョウちゃん(2026年5月撮影)。
@chouchouyochiko
チョウちゃんとゆっくり向き合えるのが、毎日の散歩。朝晩は、近所の池がある公園を訪れるそう。芝生の上に寝そべるチョウちゃんをゆっくりとなでながら、一緒にのんびり過ごすひとときに、飼い主さんは幸せを感じるといいます。

飼い主さん:
「休みの日は、3時間は優に寝そべっています。私の腰が痛くなったりしますが、一緒に過ごすその時間がすごく好きです」
飼い主さんになでられるチョウちゃん
飼い主さんになでられるチョウちゃん。
@chouchouyochiko
お迎えから4年が経ち、現在は推定12才になったチョウちゃん。これまでの日々を振り返り、飼い主さんはチョウちゃんへの思いをこう語ります。

飼い主さん:
「毎日一緒にいるようになっても、愛しさは尽きることなく溢れてくるものなんだなと実感しています。

私にとって、チョウはかけがえのない友人であり、娘であり、そして空気のような存在でもあります。なくてはならない、何より大切な存在です。

ゆっくり歳をとって、これからもできるだけ長く一緒に過ごしてほしいと思っています。最期を考えて共に暮らすことを選びましたが、それはできるだけ遠い未来であってほしいです」
写真提供・取材協力/@chouchouyochikoさん/X(旧Twitter)
取材・文/凛香
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2026年8月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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