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PM2.5や黄砂の犬への影響は? 効果的な対処法を獣医師に聞いた
そこで今回は、犬の体への影響やおすすめの対策などについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
PM2.5や黄砂の飛来は、犬にも影響する
獣医師
「大気汚染ですので、犬も人と同様に症状を発することがあります。これには個体差があり、一概にどの濃度ならば症状が出るなどを提示するのは難しいです。
また、PM2.5による症状か、黄砂による症状か、花粉に反応しているのかは現段階では判別できません。春先になって、花粉に反応する花粉症のような症状を出しやすい犬は、PM2.5や黄砂に反応しやすい可能性がありますので注意しましょう。
これらの主な症状としては、涙、くしゃみ、鼻水、咳、まぶたや顔が腫れる、下顎リンパ節が腫れるなどがありますので、お散歩後などに気になる症状が出た場合には、病院を受診してください」
PM2.5や黄砂の飛来への対策は、こまめな情報チェックから
獣医師
「まず大前提として、人も外出を控えたほうがいいような飛散濃度のときには、外に出ることは避けましょう。
環境省や地域の自治体のホームページに、時間帯ごとの予測数値が公開されていますので、こまめにチェックするようにしてください。これらを参考に、外に出る時間帯を工夫してあげるのもポイントです」
外出するときの対策や、外出後のケアはどうしたらいいの?
獣医師
「外に出るときは、犬に花粉などの付着を防ぐ加工がされている洋服を着せるのも有効です。また、アレルギー物質がつきにくいスプレーなどを、散歩前に体にスプレーしておいてもいいでしょう。
帰宅後は、すみやかに洋服を脱がせ、ブラッシングをしたり、犬用ウェットシートなどで体を拭いたりして、体の表面についた物質を落としてください。また、目薬をさすと目に入った物質をある程度洗い流せるので、毎年症状が出る犬の場合は、かかりつけの先生に処方してもらいましょう」
情報をこまめに確認し、愛犬の様子もチェックして対策やケアをしていきたいですね。
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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