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意外と知らない「犬のヒゲ」の秘密 構造や役割は?
みなさんは、犬のヒゲが何のためにあるかご存じですか? 今回は、意外と知らない「犬のヒゲ」について、いぬのきもち獣医師相談室の先生に解説してもらいました。気になるヒゲの役割や構造のほか、「切っても問題ないの?」というギモンにもお答えします。
犬のヒゲの役割って? 切っても問題ない?
犬のヒゲの役割とは?
ーー犬の口もとからピンと生えたヒゲ。トリミングでカットすることもありますが、そもそも犬のヒゲにはどのような役割があるのでしょうか?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬のヒゲには周囲の情報を感知する役割や、気分を表す役割があります」
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「犬のヒゲには周囲の情報を感知する役割や、気分を表す役割があります」
犬のヒゲは切っても問題ないの?
ーー犬のヒゲの役割を知ると、とても重要なパーツのように思えますが、犬のヒゲは切っても問題ないのでしょうか。
獣医師:
「犬は嗅覚が発達しているため、犬のヒゲは猫のヒゲほどの役割をもっておらず、切っても問題ありません。ただし、抜くと痛みを感じるので抜かないでください」
ーー犬は鼻がよいので、ヒゲがなくてもまわりの情報を感知できるようです。トリミングの際にカットしても問題ない理由がわかりました。
獣医師:
「犬は嗅覚が発達しているため、犬のヒゲは猫のヒゲほどの役割をもっておらず、切っても問題ありません。ただし、抜くと痛みを感じるので抜かないでください」
ーー犬は鼻がよいので、ヒゲがなくてもまわりの情報を感知できるようです。トリミングの際にカットしても問題ない理由がわかりました。
ヒゲを切らないほうがよい場合って?
一方、獣医師の先生によると、ヒゲを残したほうがよいケースもあるといいます。
獣医師:
「たとえば病気や老化によって目が見えにくい、耳が聞こえづらいなどで周囲の情報を得ることが難しくなってきたときは、ヒゲで周囲の情報をカバーできる可能性があります。その場合、ヒゲは切らないほうがよいでしょう」
獣医師:
「たとえば病気や老化によって目が見えにくい、耳が聞こえづらいなどで周囲の情報を得ることが難しくなってきたときは、ヒゲで周囲の情報をカバーできる可能性があります。その場合、ヒゲは切らないほうがよいでしょう」
犬のヒゲの構造はどうなっているの?
ーー犬のヒゲを触ってみると、太くて硬いと感じる場合がありますが、犬のヒゲがどのような構造をしているのでしょうか。
獣医師:
「ヒゲは『触毛』と呼ばれる太くて硬い特殊な体毛に分類されます。犬のヒゲの根元には感覚器が存在し、血管や神経が通っています。ちなみにヒゲ自体は筋肉で動かせますよ」
ーー根元に血管や神経が通っているなら、たしかに抜くと痛いはず……。このことからも、犬のヒゲを引っ張るのはNGだとわかりますね。
獣医師:
「ヒゲは『触毛』と呼ばれる太くて硬い特殊な体毛に分類されます。犬のヒゲの根元には感覚器が存在し、血管や神経が通っています。ちなみにヒゲ自体は筋肉で動かせますよ」
ーー根元に血管や神経が通っているなら、たしかに抜くと痛いはず……。このことからも、犬のヒゲを引っ張るのはNGだとわかりますね。
犬のヒゲを切る・ヒゲが抜けると生えてくるのはなぜ?
ーー犬のヒゲは切っても、自然に抜けてもまた生えてきますよね。この犬のヒゲが伸びたり、生えたりするのはどのようなメカニズムなのでしょうか。
獣医師:「基本的に犬のヒゲは体毛なので、年に2回ほどの期間で自然に生え変わります。また、カットすると体毛と同じように伸びます」
ーー飼い主さんのなかには、「この間ヒゲをカットしたばかりなのにもう生えてきた!」と思うかたもいるかもしれませんね。
獣医師:「基本的に犬のヒゲは体毛なので、年に2回ほどの期間で自然に生え変わります。また、カットすると体毛と同じように伸びます」
ーー飼い主さんのなかには、「この間ヒゲをカットしたばかりなのにもう生えてきた!」と思うかたもいるかもしれませんね。
犬のヒゲは人にはないパーツのため、どういった役割があるか知らなかった飼い主さんもいるでしょう。犬の体のしくみについて詳しくなれば、愛犬のことをより深く知るきっかけにもなりますね。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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