犬が好き
UP DATE
レスキュー依頼があり保護されたシニア犬→新しい家族と出会い、穏やかな第2の犬生を送っていた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、むぎちゃんとの出会いのエピソードや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。
元の飼い主が世話をできなくなり、レスキュー依頼が
そして譲渡会に何度も足を運ぶなかで、先代犬と同じ犬種・ポメラニアンのむぎちゃんと出会ったのです。
「むぎの元の飼い主さんは、病気を患っていたそうです。自分のことだけで精一杯で、飼っている犬猫の世話ができなくなってしまったようで。大家さんからのレスキュー依頼で、むぎは保護されました。
先代犬と同じクリーム色という共通点から運命を感じ、むぎのトライアル申請をすることにしたんです」
そしてトライアル期間を経て、正式にむぎちゃんと家族になったのでした。
見た目と中身のギャップが可愛いむぎちゃん
そんなむぎちゃんの魅力は、「見た目の可愛さと中身とのギャップ」なのだそうです。
飼い主さん:
「見た目はおっとりしているけれど、むぎは私の兄にはガウガウしています。『おかえり』と帰宅した兄のことをお迎えはしますが、なぜかなでられるとガウガウしていて…小悪魔な面があるところも可愛いですね(笑)
また、むぎはごはんが大好きで、ごはんの時間になるとぴょんぴょん大喜び。鼻で『ピィ〜』と鳴くところなんかも可愛いですね」
家族に迎えて、治療の日々がスタート
むぎちゃんがこれまでどのような日々を過ごしていたのかはわかりませんが、過酷な状況で生きてきたということが考えられたそうです。
飼い主さん:
「むぎの耳にはノミダニの死骸が詰まっていて、外耳炎を起こしており、その治療が始まりました。体の中には回虫もいて、お薬を飲んで治療をしていました。家族に迎えて2年になりますが、今でも外耳炎の治療は続いてます」
家族に迎えて、むぎちゃんに変化が
飼い主さん:
「最初は名前を呼んでも来なかったけれど、自分の名前を覚えたときに駆け寄ってきたときは『あ、家族になってきたな』と感じました。また、家族になって1年経とうとする頃から、むぎは素を出せるようになり、媚びを売らずに怒るときは怒る、甘えたいときはなでてと寄ってくるようになりました!」
「我が家に来て幸せだった」と思っていてくれたら嬉しい
飼い主さん:
「むぎは推定年齢が10才なので、あとどのくらいむぎと共に時間が過ごせるかわかりません。現在も治療中の外耳炎のほかにも、パテラと頚部椎間板ヘルニアというハンデもあります。劣悪な環境下にいたむぎが、『我が家に来て幸せだった』と思ってお空に旅立てるように、これからも愛情をたくさん注いでいきたいと思います」
取材・文/雨宮カイ
UP DATE