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自分のサイズ感無視!?「小型犬なみに飼い主さんにのる大型犬」の心理とは|獣医師解説

飼い主さん:
「写真は映画鑑賞中に撮影したものです。ふだんから私がイスに座ってくつろいでいると、構ってほしそうにアピールすることがあるのですが、このときも私のまわりをウロウロ・ソワソワしていたので抱っこをしたら、このようになりました」
飼い主さんによると、むっくくんはこのあと飼い主さんの首元に頭を寄せ、小一時間ほど寝ていたのだとか。
飼い主さんの上でくつろぐ姿はSNSで話題に!

リプライ欄には「自分をデカいとは思っていない(笑)」「小型犬だと思っている」「ふわふわ、もふもふかわいい」といったコメントも寄せられていました。

飼い主さん:
「抱っこをしている私としては、寝息と毛がくすぐったいものの、むっくの体が布団みたいで心地がよく、癒やされました。ただ、涼しい部屋とはいえ、真夏なのにむっくは私にべったりくっついて、暑苦しくないのかなとも思いましたね。ちなみに、この写真を撮影してくれた夫は、少しうらやましそうでした(笑)」
むっくくんはこの日以降も、何度か同じように飼い主さんの上で寝ているそうです。
【獣医師解説】サイズ感無視で飼い主さんにのって甘える大型犬の心理

――犬は自分の体の大きさをどのように認識しているのですか?
岡本先生:
「犬は自身の大きさをちゃんとそのまま認識しているという研究結果がいくつか出ています。そのため、むっくくんもわかったうえで飼い主さんに身を委ねたのではないかと思われますね」
――今回のむっくくんのように、飼い主さんに抱っこされたがる大型犬も少なくないと思いますが、大型犬を抱っこする際のポイントについて教えてください。
岡本先生:
「体全体で支え、犬に負担がかからないようにしてあげるのがポイントです。抱き上げる際は背骨や腰骨を並行にしたまま持ち上げます。片腕を前胸部の前〜外側の腕の付け根に回し、片腕でお尻を支えるように持ち上げましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
取材・文/寺井さとこ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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