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【調査】犬の「散歩ルート」に対するこだわりとは?「決まった道」「毎回違う道が好き」など好みはさまざま!

犬たちにはそれぞれ、散歩ルートにこだわりがある……?

【調査】愛犬は、毎回決まった散歩ルートを歩くのが好き? 違う散歩ルートが好き?

愛犬は、毎回決まった散歩ルートを歩くのが好き?
※2025年2月実施「いぬのきもちアプリ」内アンケート調査(回答者数 271人)
愛犬の散歩ルートに関するアンケート(いぬのきもちWEB MAGAZINE)
今回いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、飼い主さん271名に「愛犬は毎回決まった散歩ルートを歩くのが好きか、それとも毎回違った散歩ルートを好むか?」について、アンケート調査を行いました。

「基本は決まった散歩ルートで、たまに違う道を行きたがる/決まった散歩ルートを好む/毎回違った散歩ルートを好む」の選択肢より当てはまるものを1つ選択してもらったところ、「基本は決まった散歩ルートで、たまに違う道を行きたがる」が最多で6割という結果になりました。

【体験談】散歩ルートを歩いているときに感じる愛犬の「こだわり」とは?

散歩するワイアー・フォックス・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
散歩ルートを歩いているとき、飼い主さんは愛犬がどのような「こだわり」を持っているように感じるのでしょうか?

飼い主さんたちから寄せられた「散歩ルートを歩いているときに感じる愛犬のこだわり」について、先述のアンケートの3つの選択肢ごとにエピソードを紹介します。

「基本は決まった散歩ルートで、たまに違う道を行きたがる」犬たち

  • 「玄関を出たときから『今日はこのルート!』と決めている感じです」

  • 「毎日お犬様の気分で散歩ルートが決まります」

  • 「3つ程基本ルートがあって、続けて同じルートを通ることはないようです」

  • 「散歩に行く人によってルートを変えている気がします」

  • 「朝はなぜか右回りのコースで、夜は左回りのコースを散歩します」

  • 「どうしても行きたい方向があるときは、分岐点で拒否柴になります」

  • 「極度の怖がりなので、条件が揃わないと違った道には行けません。友だちに会いたいので、いつものルートで会えれば彼は満足してます」

  • 「アスファルトの道が基本になっているので、たまに芝生や土の上が歩きたいようです」

  • 「怖がりなので安心できる道を好みます。でも、たまに違う道に引っ張ることもあるのですが、行っても途中でUターンしてしまったり、何か怖いと思うとUターンしたりします」

  • 「好きな公園があり、その公園に行くのならどのルートでもいいのですが、その公園に行かなかったら散歩したことにならないのか、家に帰っても玄関でずっと動かないで悲しげに鳴いてます…公園に行くと満足します」

  • 「金曜日の夜や週末は、ドッグカフェに行きたがる」

  • 「平日と休みの日がわかってるのか、休みの日はいつもと違ったルートで長い時間散歩をしたがる」

  • 「寒い日、暑い日は短いルートを選び、気持ちの良い日だなぁと私が思っていると、必ず長いルートを選びます」

  • 「基本ルートは決まっていますが短距離、中距離、長距離、超長距離とあり、分岐点に来ると立ち止まって『どっちの道?』と聞くかのように顔を合わせてきます。私が取れる時間によりルートを変えており、犬もそれを理解しています」

「決まった散歩ルートを好む」犬たち

  • 「少々臆病なので、同じコースは安心感が大きいと思います」

  • 「トイレをする場所にこだわりがあるようだ」

  • 「好きな人に会える可能性があるから」

  • 「違う道に行こうとすると動かなくなって、戻ろうとすると歩いてくれる」

  • 「毎回、同じところの匂いを嗅ぎ、同じところでおしっこします。違うルートに行こうとすると、踏ん張って拒否します。行きますけども」

  • 「同じコースしか歩かないコだけど、ほかの犬に会ったり楽しい・嬉しいことがあると違うルートを少しだけ寄り道する」

  • 「いつも最後にお友達に会える広場に向かって歩きます」

  • 「自分が行きたい道じゃなかったら足を踏ん張り先に進まない」

  • 「車が怖いのと知らない人が苦手で、車や人があまり来ない時間やルートになる」

  • 「いつもの場所の匂いチェックがしたいのだと思う。帰りも同じ場所をチェックしている」

  • 「立ち寄る場所が3ヶ所あり、立ち寄る順番が違っても、必ずその3ヶ所には行きます」

  • 「朝は、右回りルートと左回りルートを1日おきに変える。昼と夕方は、近くの公園に行き、また右回り左回りを交互に散歩する」

  • 「トイレも含めチェックポイントが決まってるので、縄張り巡回してる気持ちかもと思います。いつもいる犬が気づかないとしばらく待ってたりしますが、仲良いわけではないです。私がほかのルートに誘導すると一旦基本ルートに行きたいアピールしますが、最後には言うことを聞いて別ルートにも行きます」

「毎回違った散歩ルートを好む」犬たち

  • 「毎回、同じ道を行かずに行ったことない道ばっか行きたがります。冒険家なのかな?」

  • 「3〜4パターンのコースがあります。その日の気分なのか毎回変わります。コース選びは愛犬におまかせです(笑)」

  • 「自分の縄張りを広げたいのか、それともほかの犬の匂いに興味があるのか、違う道だとご機嫌に歩いてくれます。同じ道だとちょっと物足りなさそう…に見えます」

  • 「ワンコにコースを毎日決めてもらいますが、4パターンぐらいあってきっちり1時間ぐらいで家に帰るのがこだわりかも(笑)」

  • 「柴のわんちゃんに会えたルートを歩いてることが多く(会えることがレアなのに)、道の端を歩くよりも見通しのいい道の真ん中をルンルンしながら歩いている。1日2回の散歩のうち、朝通った散歩ルートと夕散歩時のルートをまったく被らないように歩いている。このこだわりには毎回びっくりさせられます」

  • 「毎回違った散歩ルートだが、5コースくらいの中から選択する。たくさん歩きたいときはコレ、最近行ってないからコレ、また、時間帯によって変わる…気がします」

  • 「草花、木や植え込みのニオイを嗅ぐのが大好き。猫のニオイをたどって猫探しをすることが多いので困る。玄関を出た後、行きたい方向を決めさせてあげるようにしないと、スムーズに歩き出さない」

  • 「基本的には天気次第のようです。晴れて穏やかな日は海に行ってあっちこっちのんびり歩きます。寒い日、強風の日はショートコースで済まそうとします」

  • 「いろいろな物を見たり、ニオイを嗅いで情報を収集している感じです。でも、ちゃんと帰り道をわかっていて、ある程度歩くと帰ります」

【獣医師解説】犬が「決まった散歩ルート」「毎回違った散歩ルート」を好む理由

散歩する柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
アンケート調査の結果、散歩ルートにこだわりがある犬たちの様子がうかがえました。散歩ルートでのこだわりからわかる犬の特徴などについて、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生が解説します。
山口先生:
“決まった散歩ルートを好む犬”は、アンケートに答えてくれた飼い主さんのエピソードにあるように、『その道が好き、安心する、楽しい』などの気持ちがあるのでしょう。

散歩ルートが固定されているコの特徴としては、安心や安全を優先する傾向があるかもしれません。ワクワクよりも安心を心地よく感じるのでしょう。少し心配性であったり警戒心が強いなどの特徴が見られるコも、こちらに該当すると思います。

一方、“決まった散歩ルートではなく、毎回違った道を好む犬”についても、飼い主さんのご回答のとおりで、『天気、ニオイ、時間帯、好奇心やその日の気分』などに応じて、より心地よいルートを選んでいるのではないかと思います。

毎回違った散歩ルートを好む犬の傾向は、好奇心旺盛、想定外なことに対して許容範囲が広い、こだわりが少なくおおらかなタイプなどが挙げられると思います。

アンケートの回答を見ると、飼い主さんが愛犬を観察して気持ちを汲み取りながら、楽しく散歩されている様子がうかがえて、とても嬉しく思います。

散歩は犬はもちろん、人にとっても心身の健康に大切な習慣です。これからも楽しく続けてくださいね」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
いぬのきもちWEB MAGAZINE『愛犬の散歩ルートに関するアンケート』
※飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年3月時点の情報です。
取材・文/柴田おまめ
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