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なんで帰宅時間がわかるの!? 飼い主が帰る時間よりずっと前から玄関で待っている犬の心理|獣医師解説
【調査】ペットカメラで留守番中の愛犬の様子を見たときに、飼い主さんの帰宅時間をだいぶ前から察して玄関で待っているような姿を見たことがある?

すると、今回の調査では飼い主さんの約2割が「ある」と回答する結果になりました。
【体験談】愛犬はどのような様子で飼い主さんの帰宅を待っていた?
- 「私の外出中はほとんど寝ていることが多いですが、帰宅時間の1時間くらい前から起きてきて、玄関で伏せをして待っています」
- 「外出して帰宅するまで何時間も玄関マットで寝て待っている」
- 「玄関の鍵を開けたときに気配を感じ、オスワリして待ってた」
- 「寝ていたのに…飼い主が家に近づいてくると立ち上がりソワソワしてる。玄関のほうを見てる」
- 「20分前ぐらいからそわそわして、ずっと玄関のほうを見ています」
- 「家族の誰かが帰ってくる前、『待ってます』と玄関前で待機してます」
- 「短い間の外出でしたが、家を出てから帰るまで玄関の手前のドアのところでずっと伏せて待っていました」
玄関ではないけれど、飼い主さんの帰宅を待っているという犬のエピソードも!
- 「お昼寝をしてノンビリ自由に過ごしていたのに、私の帰宅30分ほど前から(本当に不思議なのですが私が帰宅しようと思った瞬間にも)むくっと起きて、玄関につづく廊下のドア前で玄関を向いて伏せして待っています」
- 「学生時代に実家で飼っていたシー・ズーの話ですが、母親の車の音を覚えているようでした。毎回、駐車場に車が入ってくる30秒前くらいから察知して窓際のソファに飛び乗りソワソワしながら待機していました!」
- 「うちはケージ内でのお留守番なので、夕方になるとカメラ起動音に敏感になり、玄関方向を眺めたりウロウロしています」
- 「うちは玄関でなく部屋なのですが、1時間くらい前から行ったり来たりしています」
- 「普段カメラを確認するとほぼ寝ているのですが、ある日私がいつもなら帰宅できる時間に気になってカメラを見たら柵の前で座ってました。後日同じような日に見たら、また柵の前で座ってました。大体10分〜15分前には座って待っているみたいです」
- 「仕事が終わり職場の駐車場で見守りカメラを見たら、リビングの窓の前で2頭並んでカーテンの隙間から外を眺めていました。いつからそうしていたのかわかりませんが、帰宅まで15分くらいかかります」
【獣医師解説】飼い主さんの帰宅時間よりずっと前から、玄関で帰りを待つ犬の心理
犬はどのようにして飼い主さんの帰宅を察知するのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました。
「犬は体内時計が発達しているので、生活リズムや周囲の音・光・においの変化などから大まかな時間の変化を感じ、飼い主さんの帰宅を察しているのではないかと考えられます。
玄関で待つというのは、『早く遊びたい』『一緒にいたい』『ゴハンが欲しい』などといった気持ちが行動にあらわれているのだと思います。
飼い主さんの帰宅時間をだいぶ前から察して玄関で待つ犬というのは……
・観察力が高いコ
・日々のルーティンがはっきりとあるコ
いぬのきもちWEB MAGAZINE『留守番中の犬の行動に関するアンケート』
※飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年6月時点の情報です。
取材・文/雨宮カイ
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