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犬が「ムキ顔」をするのはなぜ? 怒っているとは限らない理由や犬の心理を解説

犬の「ムキ顔」、その表情に驚いてしまった経験はありませんか。歯をむき出しにして表情を強ばらせるその姿に、怒っているのかと心配になる方も多いかもしれません。
でも実は、その表情には複雑な犬の気持ちが隠れていることも。今回は犬がムキ顔をする理由や背景にある心理について、飼い主として知っておきたい注意点や接し方のヒントも含めて、いぬのきもち獣医師相談室の原先生が解説します。

「ムキ顔」は怒りだけじゃない?犬の本当の気持ち

 福  柴
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬が歯を見せるムキ顔は、一般的に「怒っている」「威嚇している」ときにみられることが多い表情です。たしかに、相手に対して警戒心や不満を示す場合もありますが、すべてのムキ顔が攻撃的な感情からくるわけではありません。

中には、相手に自分の感情をわかりやすく伝えようとしているだけのこともあります。
例えば、おもちゃを取られたくないときや、自分のテリトリーに誰かが入ってきたとき、緊張や不安を感じたときなどもムキ顔をすることが。
また、「困惑」といった感情をムキ顔で表す犬もいます。この場合は、表情に怒りのような強さがあっても、実際には攻撃するつもりはないことも。

ムキ顔に見えて「笑っている」こともある?

 みかん  ポメラニアン
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
実は一部の犬は、「笑っているようなムキ顔」をすることがあります。
口角を上げ、歯を見せる表情が一見怒っているようにも見えますが、しっぽを振っていたり体がリラックスしていたりする場合は、喜びや甘えのサインであることもあります。

特に、飼い主さんに構ってほしいときや遊びに誘っているときなどに、明るいムキ顔をする犬もいます。犬種や個体差にもよりますが、これはいわゆる“スマイル”のようなもの。表情だけで判断せず、体全体の動きや状況から犬の気持ちを読み取ることが大切です。

ムキ顔を見せるときに注意すべきケース

 ころ  柴
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
一方で、明らかに怒りやストレス、不快感からムキ顔をしている場合もあります。そのような場合は、以下のような特徴があります。

①体が硬直している
②しっぽが下がっている、またはピンと立って動かない
③唸り声や低い声を発している
④目を細めたり、視線をそらさずにじっと見ている

このような様子が見られる場合は、犬の警告サインと受け止め、無理に接触したり触れたりしないようにしましょう。特に、子どもがいる家庭では注意が必要です。犬の「いやだよ」のサインを見逃さず、落ち着くまでそっとしておくことが大切です。

飼い主ができるサポートとは?

 くぅ  柴
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬が頻繁にムキ顔をするようであれば、生活環境や接し方に見直すべき点がないか振り返ってみましょう。ストレスの原因や間違った接し方があるかもしれません。
例えば、以下のようなポイントを確認してみてください。

①過度なスキンシップやしつこく構いすぎていないか
②食事中やおもちゃ遊び中に不用意に手を出していないか
③安心できる寝床や逃げ場所があるか
④家族以外の来客や音などに過敏に反応していないか

必要に応じて、犬の行動に詳しい専門家や獣医師に相談するのも良い方法です。

愛犬からのサインをくみ取って

 むぎまる  柴
いぬ のきもち 投稿 写真 ギャラリー
犬のムキ顔は様々な感情を表現することができる大切なサインです。見た目の印象に惑わされず、犬の心に寄り添って行動の意味を汲み取り、より良い関係を築いていきましょう。
監修/いぬ・ねこのきもち獣医師相談室
文/いぬのきもちWeb編集室 
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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