足を上げておしっこをする犬としない犬の違い　オス犬のトイレの仕方は？

オス犬のなかにはおしっこをするときに足を上げるコもいれば足を上げないコもいます。では、この違いはどこにあるのでしょうか？

「オス犬が足を上げておしっこをする理由と足上げをしない犬との違い」について、いぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生に話を聞きました。

オス犬が足を上げておしっこをする理由

オス犬のトイレの仕方は？足を上げておしっこをする犬としない犬の違いトイ・プードルいぬのきもち — いぬのきもち投稿写真ギャラリー

オス犬が足を上げておしっこをするのは、マーキング行動の一環だと考えられています。

地面や垂直な対象物に自身のニオイをつけることで、縄張りの主張や他の犬に自身の存在をアピールしたりする目的があります。

オス犬が足を上げておしっこをするようになるのはいつから？

一般的に、オス犬が足を上げておしっこをするようになるのは、性成熟が始まる生後6カ月から1才頃が多いです。個体差がありますが、この時期にホルモンバランスが変化し行動が顕著になる傾向があります。

足を上げておしっこをする犬としない犬の違い

オス犬のなかには、足を上げておしっこをする犬もいれば、足を上げずに腰を下ろしておしっこをする犬もいます。

足を上げておしっこをするかしないかは、個体差や性格、経験によって異なります。幼犬期に去勢手術を受けた犬や他の犬との交流が少ない犬、あるいは臆病な性格の犬は、足を上げずに排泄をすることが多い傾向にあります。

オス犬の去勢手術をするとマーキング行動が減少する傾向がある

オス犬の去勢手術を行うことによって男性ホルモンの分泌が抑えられることで、一般的にはマーキング行動が減少する傾向にあります。ただ、個体差や去勢手術の時期によっては変化の度合いは異なり、行動としてクセになってしまっていたりするとマーキング行動が残ることもあります。

オス犬がおしっこをするときに足を上げる行動には、マーキング、ホルモン、去勢手術の有無、個体差、性格、経験、クセなどさまざまな理由がありました。参考にしてくださいね。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室獣医師・原駿太朗先生）
取材・文／maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください