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オス犬を家族に迎える前に考えておきたいこと

これから犬を家族にお迎えしようとするとき、オス犬とメス犬それぞれの特徴や性格、飼い方を知っておくことは重要です。では、オス犬にはどのような特徴があるのでしょうか。

「オス犬をお迎えする前に考えておきたいこと」について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に話を聞きました。

オス犬の特徴とは

オス犬を家族に迎える前に考えておきたいこと いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
一般的にオス犬はメス犬よりも体格が大きい特徴があります。

これは、オス犬は縄張り争いのための攻撃力や「強さ」をアピールする必要があるため筋肉が発達していることから、がっしりとした体つきになっています。

オス犬の性格の傾向

オス犬の性格は、上下関係や縄張りに対する意識が高く、そのため攻撃性やマーキング、マウンティングなどの行動が問題となることがあります。

また、未去勢のオス犬は未避妊の発情期を迎えたメスのニオイを嗅ぎたがったり興奮する、マウンティングしようとするなどの状況に対して、飼い主さんがリードを短く持つことやメス犬に近づけないなどの対応が必要です。

ほかの犬とよくケンカをする場合は、去勢手術を行うことでオスの闘争心や独占欲がやわらぎ、ケンカの回数が減る可能性がありますが、去勢手術によって基本的な性格が大きく変わることはないといわれています。

オス犬がかかりやすい病気

オス犬を家族に迎える前に考えておきたいこと いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
オス犬がかかりやすい病気としては、包皮炎、前立腺炎、前立腺肥大、停留睾丸(睾丸停留・潜在精巣)、精巣腫瘍などの生殖器に関わる病気が挙げられます。

オス犬の子犬からシニア犬までの管理

大型犬のオス
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
子犬を家族にお迎えした場合、犬は人の何倍ものスピードで成長し年を重ねていきます。愛犬の健康のためには体重と食事の管理は欠かせません。

①オス犬の体重管理と食事

成長期の子犬は栄養価の高い子犬用のフードを与え、成犬期となったら成犬用、シニア期を迎えたらシニア用とライフステージに合わせたフードを選んで、肥満にならないように体重と食事の管理を行うことが大切です。

オス犬は筋肉量が多く基礎代謝も高いため、1日に必要なエネルギー量も多くなる傾向があります。このため、体重に合った量のフードをしっかりと与えてあげましょう。

ただし、去勢手術後はホルモンバランスの変化の影響で太りやすくなる傾向があるので、愛犬の体重変化に注意しながら調節していくことが必要です。

またおやつの量に注意すること、適度な運動を行うことも体重の管理には大切です。

②去勢手術の検討

オス犬の去勢手術を行うことで、前立腺炎、前立腺肥大、精巣腫瘍などのオス犬特有の生殖器に関わる病気を予防することができるといわれています。

去勢手術をすることでオス犬の性ホルモン(男性ホルモン)は減少しますが、これによって発情中のメス犬への性的な興奮を起こさせなくすることができるので、交尾ができないことによるストレスを回避することができます。

また、オス犬特有のマーキングやマウンティングなど、人と暮らす上で避けたい行動を予防・軽減できるといわれています。

これからオス犬をお迎えしようと検討されている方は参考にしてください。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・岡本りさ先生)
参考/いぬのきもちWEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬の去勢手術は必ず必要?費用や術後ケアなどを解説』
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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