ドッグランに来たのにパパの膝の上から動かない犬　行動からわかる心理を獣医師が解説！

「ドッグラン」といえば、犬たちが楽しそうに走り回っている光景をイメージしますが…。

今回紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@isobe0912さんの愛犬・いそべくん（取材当時2才／柴犬）のエピソード。「ドッグランに行ったが1ミリも走らなかった日」と投稿されていた写真には、パパさんの膝の上でまったりしながら笑顔を見せるいそべくんの姿が写っていました。

ドッグランに遊びにきたのに1回も走ることなく、ずっとパパさんの膝の上にいたという、いそべくん。思いっきり走るいそべくんの姿は見られなかったようですが、いそべくんの幸せそうな姿からはドッグランを満喫していることが伝わってきますね！

こちらの投稿には、「これはこれで幸せそうです」「めちゃくちゃ甘えてる〜走り回れなくてもワンコにとって幸せな時間になりましたね」「可愛い甘えん坊将軍(笑)」「飼い主大好きですね」「こんな気持ちいい抱っこがあったら、走らないかなぁ」などと反響のコメントが寄せられています。

ドッグランでは走らないタイプ？

パパさんの上に乗るいそべくん — 別の日のドッグランでの様子。またもや走ってない…！（笑）

ドッグランでのいそべくんの様子は、X（旧Twitter）で話題になりました。飼い主さんに話を聞くと、「私たちにとってはいつもの光景ですが、やっぱり柴犬が抱っこされてご満悦な姿は珍しいみたいです」と、反響について話します。

また、撮影当時のことをこう振り返っていました。

飼い主さん：
「『せっかくドッグランに来たのに走らないの〜！』と思いましたが、あの笑顔を見るといそべなりに楽しんでいるようでよかったです！

いそべ的には、ほかのわんちゃんからも逃げられるし、飼い主たちに遊んでもらえるしで、意外に大満足だったのかもしれません（笑）」

普段から、飼い主さんに抱っこしてもらうのが大好きだといういそべくん。飼い主さんは、「いつまでも抱っこ大好きな甘えん坊でいてほしい」と思っているそうです。

【獣医師解説】ドッグランに来ても遊ばない犬の心理

いそべくんはドッグランに来たのに走らず、ずっとパパさんの膝の上にいたそうです。犬のこのような行動から、どのような心理が読み取れるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。

岡本先生：
「今回のいそべくんは、走ったりほかの犬と遊ぶことよりも、飼い主さんにかまってもらうことのほうが嬉しくて楽しかったのでしょうね。

ドッグランではめいっぱい遊びたがるコもいれば、いそべくんのようにゆったり過ごしたいコもいたりと、犬のさまざまな姿が見られるかと思います。

ドッグランで遊びたがる犬は、走るのが好きだったり、ほかの犬とのコミュニケーションが好きなコに多く見られる傾向に。反対にゆったり過ごしたがる犬は、走るよりもまったりすることが好きだったり、飼い主さんと一緒にいるほうが嬉しいというコに多く見られるのではないでしょうか」

「ドッグラン」といえば、ワンコたちが楽しそうに走り回っている光景をイメージしますが…。今回紹介するのは、Twitterユーザー@isobe0912さんの愛犬・いそべくん（取材当時2才）のエピソード。「ドッグランに行ったが1ミリも走らなかった日」と投稿されていた写真には、パパさんの膝の上でまったりしながら満面の笑みを浮かべるいそべくんの姿が写っていました。いそべくんの愛らしい姿を紹介します。

写真提供・取材協力／@isobe0912さん／X（旧Twitter）
（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文／雨宮カイ