1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 健康・病気
  4. 暑さ対策・熱中症
  5. 犬の「暑いよサイン」5選|早めに気付いて熱中症から愛犬を守ろう

犬と暮らす

UP DATE

犬の「暑いよサイン」5選|早めに気付いて熱中症から愛犬を守ろう

熱中症は、犬にとって命に関わる危険な症状です。夏場は特に、愛犬の様子をこまめにチェックし、「暑がっていないか」に気を配ってあげましょう。この記事では、犬が暑がっているときにみられる5つの「暑いよサイン」をご紹介。愛犬を熱中症から守るためのポイントをいぬのきもち獣医師相談室の原駿太朗先生が解説します。

犬の「暑いよサイン」としてみられるしぐさ・体の変化

ポメラニアンの永吉くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――犬が暑がっているときにみられる行動や体の変化(「暑いよサイン」)には、どんなものがありますか?

原先生:
「犬が暑がっているときは、パンティングや水を多く飲む、冷たい場所に移動するといった行動がみられます。また、体がいつもより熱い、歩くペースが遅いなどの変化があらわれることもあります」

犬の5つの「暑いよサイン」

パンティング

犬が口を開けて「ハァハァ」と呼吸する"パンティング"を続けている場合は、暑がっているサインと考えられます。

水を多く飲む

暑い季節に犬がふだんより水を多く飲みたがる場合は、暑さを感じています。脱水を起こしている可能性もありますので、注意が必要です。

冷たい場所や涼しい場所に移動する

犬が暑さを感じると、玄関などの冷たい場所や涼しい場所に移動して体を冷やそうとします。この行動も「暑いよサイン」のひとつです。

体がいつもよりも熱い

犬の体に触れたときにいつもよりも熱く感じる場合は、体温調節が上手にできていないなどの可能性があり、暑がっているサインです。

歩くペースが遅い

犬は人よりも低い位置を歩くため、地面からの熱を感じやすくなっています。いつもより歩くペースが遅い場合は、犬が暑がっている可能性があります。

愛犬の「暑いよサイン」に気付いたらやるべきこと

柴のラガーちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――愛犬に「暑いよサイン」がみられた場合の対応について、考えられるシチュエーションごとに適切な対処方法を教えてください。

原先生:
「愛犬に『暑いよサイン』が見られたら、お散歩中であれば日陰に入る、自宅であればエアコンの効いた部屋に移すなど、涼しい場所に移動させてあげましょう。濡らしたタオルで体を包んだり、首や脇の下、内股の付け根など太い血管が通っている部分を冷やしたりするのも効果的です。意識がはっきりしない、ぐったりしているといった重篤なサインが見られる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう」

愛犬を熱中症から守るために

ポメラニアンのおこめくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――愛犬を熱中症から守るために、日頃から気を付けるべきポイントを教えてください。

原先生:
「熱中症から愛犬を守るためには、日頃からの予防が何よりも大切です。室温はエアコンで常に快適な温度に保ち、新鮮な水をいつでも飲めるように複数箇所に用意してあげましょう。お散歩は気温の低い時間帯を選び出かけるようにしてください。また、車内での留守番は短時間であっても非常に危険ですので、絶対に避けるようにしましょう」
愛犬を熱中症から守るために、日頃から暑さ対策を心がけましょう。以下の記事でも犬の「暑いよサイン」と熱中症対策について解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原駿太朗先生)
取材・文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
※記事の内容は2025年7月時点の情報です。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る