1. トップ
  2. 犬と暮らす
  3. 雑学・豆知識
  4. 日々の習慣改善で犬の骨にいい効果が!お散歩や食事からできる「骨にいいこと」

犬と暮らす

UP DATE

日々の習慣改善で犬の骨にいい効果が!お散歩や食事からできる「骨にいいこと」

犬が姿勢を維持したり、歩いたり、走ったりするために大切な働きをする骨。長寿犬が増えている今だからこそ、加齢とともに弱くなっていく骨に意識を向けて、大切にしていきたいですね。
骨にとっていい効果が期待できる日々の習慣を、獣医師の枝村一弥先生に教えていただきました。

毎日の散歩を維持する

柴犬のあんずちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の気分転換や運動のために大切な、朝と夕、1日2回の散歩。じつは強い骨づくりにも効果が抜群です。
骨にとって大切なことは“加重”。骨の新陳代謝には重さを加えた物理的な刺激が必要で、飛んだり走ったりするよりも、一歩一歩体重を乗せてゆっくり歩く散歩こそが骨を強くするのです。1日に2回、1回30~60分の散歩を維持し、走るよりも加重を意識してゆっくりと歩きましょう。

栄養バランスのいい食事を心がける

ミニチュア・ダックスフンドのるんたくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
骨の健康に必要なカルシウムも、たくさんとればいいというわけではありません。
骨に欠かせない栄養素は、“カルシウム”と“ビタミンD”。カルシウムはビタミンDが加わることで、初めて栄養として体に吸収されます。また、カルシウムは適した摂取量とリンのバランスが大事に。強い骨をつくるためには、栄養バランスのとれた食事がしっかりとれていることが大切です。毎日の食事は総合栄養食のドッグフードを与えましょう。

日光浴をして紫外線を浴びる

コーイケルホンディエのティアラちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
血中を巡るカルシウムが栄養素として骨に吸収されるためには、ビタミンDが必須です。ビタミンDは食事から摂取する以外に、紫外線を浴びることで生成されます。ゆえに、日光浴は強い骨をつくるのにとても有効といえるのです。
紫外線の量は季節によって変わるので、冬は30~40分程度の日差しを浴び、夏は木陰で10分程度を目安にすることを心がけましょう。

しっかりと深い眠りにつく

トイ・プードルの凛くん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
子犬期の骨を成長・発達させるのが成長ホルモンです。成長ホルモンの分泌には、深い睡眠が欠かせません。
犬の睡眠にも浅い眠りのレム睡眠と、深い眠りのノンレム睡眠がありますが、ノンレム睡眠は全体の20%程度といわれ、多くが浅い眠りをしています。そのため、深い眠りに誘導できるよう、意識的にしっかりと体を動かすことがポイントとなるのです。
飼い主さんにできることは、しっかりと体を動かして眠りを誘い、安心して寝られる環境を整えてあげることでしょう
愛犬には、何才になっても健康でいてもらいたいから。できることから取り入れて、愛犬の骨を強くしていきましょう。
お話を伺った先生/枝村一弥先生(獣医師 博士(獣医学) 日本大学生物資源科学部獣医学科獣医外科学研究室教授 日本大学動物病院長)
参考/「いぬのきもち」2025年10月号『最後まで元気に歩ける強さを手に入れよう! 愛犬の骨のためにできること』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
CATEGORY   犬と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「犬と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る