犬だって言われないとわかりません！　愛犬に「大好き♡」を伝える方法

飼い主さんなら誰しも愛犬に自分の気持ちを伝えて心を通い合わせたいと思うはず。ちょっとの心がけで今よりもっと伝わる方法を獣医学博士の増田宏司先生が教えてくれました。今回は「愛犬に大好きを伝える方法」をご紹介します。

愛犬の名前を気持ちを込めて丁寧に呼ぶ

●大好きな声で名前を呼ばれると安心する
大好きな人に名前を呼ばれるのは、愛犬にとってはとても安心できること。また、犬は耳がいいので、いつもよりも気持ちを込めた声はわかるものです。やさしく呼んで、愛犬をリラックスさせてあげましょう。

愛犬を見つめるときは目を細く笑顔を意識して！

●目力を弱めると犬がより安心しやすい
愛犬と見つめ合うことで、「絆ホルモン」と呼ばれるオキシトシンがお互いに分泌されるなど、愛情を伝え合うことができます。正面から目を見開いて愛犬をじっと見つめると警戒心を高めてしまうので、目は細めてやさしくほほえむように見つめましょう。

寝る前などまったりしやすい時間にやさし～く体をなでる

●大好きな飼い主さんに触れられると最高にリラックスできる！
愛犬をリラックスさせられるマッサージはとくに「大好き」が伝わる方法です。行うのは愛犬が落ち着きやすい散歩後や寝る前などがおすすめ。毛並みに沿って手のひら全体でゆっくりとなでましょう。

飼い主さんだけでしていることを愛犬といっしょにやってみる

●なんでもいっしょだと、愛犬の警戒心が減る！
愛犬とスマホを見る、リモート飲み会に参加させるなど、ふだん飼い主さんだけでやっていることを愛犬といっしょにしてみましょう。愛犬にとって〝得体の知れなかった謎のもの〞が減って、不安を感じにくくなります。

おなかを出すなど無防備な姿を見せたら「大好き」が伝わっています！

飼い主さんのそばでおなかを出したり、そのまま寝てしまったりと無防備な姿を見せてくれるなら、それは飼い主さんのそばがいちばん安心できると感じています。飼い主さんの愛が届いている証しでしょう。

飼い主さんがしている「大好き」の伝え方ってOK？　NG？

●飼い主さんの顔を愛犬につける
　⇒真正面でなく、嫌がらなければOK !
スキンシップの一環として、愛犬が嫌がらないならいいでしょう。顔を近づける際は、真正面だと威嚇のようなポーズになってしまうので、横から近づけるようにしましょう。

●赤ちゃん言葉で話しかける
　⇒やさしい口調が心地いいのでOK！
赤ちゃん言葉で話すと、自然に声のトーンが上がったり、言葉をゆっくりと発音したりすることになるので、愛犬にとっては心地いい音に。大好きを伝える方法としてはありです！

●抱っこしながら愛情を伝える歌を歌う
　⇒安心していれば◎。ただし抱っこの仕方に注意!
歌をうたっても愛犬が嫌がらず、リラックスしている様子ならいい方法です。犬によっては安定感のない抱っこで不安を覚えることがあるので、愛犬が安定する方法で抱っこしましょう。