犬と暮らす
UP DATE
犬に嫌われる人はどんな人? 対処法や絆を深める方法を聞いた
今回は、犬に嫌われやすい人の特徴や嫌われてしまった場合の対処法について、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生が解説します。
犬に嫌われやすい人の特徴は?
岡本先生:
「急な動きをする人や、大きな音・声を出す人、出会ってすぐに頭を触ろうとする人が挙げられます。このような人の行動は犬から苦手意識をもたれやすいため、嫌われやすい傾向があるといえるでしょう」
犬が嫌いな人に見せる行動と対処法
岡本先生:
「生あくびや目を合わせない、震える、尻尾を下げる、逃げる、唸って威嚇する、噛もうとする、といったしぐさがあります」
――犬から嫌われていると感じた場合、どのような対策があるのでしょうか。
岡本先生:
「関係を良くするためには、距離をとって優しく穏やかなトーンで犬に話しかけることが大切です。また、動く前も『立ち上がるね』などと声をかけ、犬から距離を縮めてくるのを待つようにしましょう」
犬がリラックスできていない様子や、攻撃的な態度をとっていた場合は、苦手に思われているかもしれませんね。しかし関係を良くする方法もあるので、諦めず徐々に距離を縮めていきましょう。
犬に好かれやすい人の特徴は?
岡本先生:
「犬に好かれやすい人は穏やかで、気分や愛犬に対する態度にムラがない人だと思います。
好きな人には後をついてきたり、アイコンタクトを取ろうとしてきたり、体を擦り寄せてきたり、お腹を見せたりすると思います。そばでリラックスしてくれているのも、信頼・好意の証になります」
犬が近くに来て触れ合おうとしている様子や、かまってほしそうなアピールをしてきたら、好かれている証かもしれませんね。
愛犬と絆を深めるには?
岡本先生:
「穏やかに、毅然と一貫した態度で接するといいかと思います。また、犬は元々ルーティンを好む生き物です。昨日は許されていたことが今日はダメなど、一貫性のない態度は犬が混乱し、『関わりたくない』と思う原因になります。飼い主さん個人の気分で態度を変えないこと、家族の中でもとくにしつけに関しては同じ対応をすることが大切ですね」
個人や家族でルールを決め統一し、一貫性のある行動を心がけましょう。
取材・文/宮田あゆみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE