愛犬の噛みグセ、解決を試みたけど……とあきらめモードの飼い主さんも多いかもしれません。お悩みのなかでも多い噛み問題で読者がやっとたどり着いた解決法を、ペットドッグトレーナーの藤本聖香先生の解説とともにご紹介します。
ケアの前に本気噛みをする愛犬に「目の前で、噛まない同居犬をほめた」
「生後6カ月くらいから、ブラッシングや顔拭きなどの際に強く噛むようになった愛犬。噛まない同居犬を手本にすればまねをして噛まなくなるかなと、同居犬のケアをしたときに、おおげさにほめておやつを与えました。すると効果てきめん! 『噛む=おやつなし』『噛まない=おやつあり』と理解したのか、1カ月ほどで噛まなくなりました」(埼玉県 S.Y.さん)
イラスト/コルシカ
解決ポイントは「ライバル心をあおれたこと」
犬は模倣をするので、見本となるコがいると問題行動を直しやすいことが。また、ほかの犬が注目されると自分もほめてほしいという気持ちがわくことも。「抵抗」よりも「ほめられたい」気持ちを勝たせることに成功しています。(藤本先生)
ぬいぐるみをお手本にしたケースも
「パピーのころから始めた歯みがき。2才になっても嫌がって噛んでくることがあったので、同犬種のぬいぐるみを見本にしてみることに。ぬいぐるみに歯みがきをするふりをしてほめていたら、歯みがきを自らしたがるようになりました」(三重県 C.Y.さん)
歯みがきできるぬいぐるみをほめた
家具などを噛む愛犬に「愛犬に効き目のある防止スプレーをあきらめずに探し出した」
「生後3カ月ごろから、家具などを噛むように。防止スプレーを購入してもなかなか効果が出なかったものの、4種類目でやっと効果が。『なんだ? 変な味!』という感じで口をクチャクチャして後ずさりする姿を見てガッツポーズ! そのうち噛まなくなりました」(長野県 Y.F.さん)
スプレーなしでも噛まなくなった!
解決ポイントは「違う商品を試し続けたこと」
噛まれたくないモノを噛む問題には、噛み防止スプレーが有効です。しかし、商品によって成分が異なるので犬によって効果はまちまち。この問題にかかわらず、効果が出ないときには違うものを試すことは有効です。(藤本先生)
効果のある防止スプレーなら「空」でも使えます
愛犬に見せながらスプレーをすれば、犬は「嫌だった」スプレーを覚えることでしょう。空のスプレーをほかのイタズラするモノのそばに置いておくだけで効果があります。
イラスト/コルシカ
読者がたどり着いた噛み問題の解決策をご紹介しました。解決ポイントを参考にしてみてくださいね。
お話を伺った先生/英国APDT 認定ペットドッグトレーナー。獣医師。「Canine Relationz」主宰 藤本聖香先生
参考/「いぬのきもち」2026年2月号『愛犬の問題行動うちはコレで解決しました!』
イラスト/コルシカ
文/いぬのきもち編集室