犬と暮らす
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愛犬がシニア世代に入った犬のサポート「元気なうちから将来を見据えて」
犬は7才からシニアといわれていますが、先回りし過ぎたお手伝いは犬のモチベーションを下げ、活動量を減らします。
動物看護師として13年働いたのち、シニア犬介護やリハビリなどの犬の訪問ケアを行う「ドッグケア スマイル」をスタートした清水佐知子先生に、10才過ぎまでのシニア犬のお世話を教えていただきました。
動物看護師として13年働いたのち、シニア犬介護やリハビリなどの犬の訪問ケアを行う「ドッグケア スマイル」をスタートした清水佐知子先生に、10才過ぎまでのシニア犬のお世話を教えていただきました。
シニア世代に差しかかった犬の心と体には、どんな変化があらわれる？
シニア世代に入った犬の心と体には、加齢によりどのような変化があらわれるのでしょうか？ その年齢に応じて飼い主さんが心得ておきたいお手伝いを紹介します。
まだまだ自信たっぷりな頃
一般的に犬は7才からシニアといわれますが、この頃は、まだお手伝いはほとんど必要がありません。犬が元気なうちに、“屋外の排泄”などの将来負担になると予想される習慣を見直しておくといいでしょう。
10才を過ぎたあたりから気持ちと体に小さな変化があらわれる
個体差はありますが、犬は10才を過ぎたあたりから歩行速度がゆっくりになるなどの加齢による変化があらわれます。この時期に飼い主さんにできることは、犬のモチベーション維持と向上です。
愛犬が若々しく元気なうちに住環境と習慣を見直す
将来を見据えた環境や習慣の見直しは加齢による変化が愛犬にあらわれる前に行いましょう。
室内の滑りやすい床やトリミングサロンでのカットなどは、老いた犬にとって強いストレスや負担になることが。加齢による変化があらわれる前の元気なうちに対策することが、健やかな老後へとつながるでしょう。
体の変化に備えて食台を導入する
7才は体に変化が起こり始める時期。無理な姿勢で食事しないよう、食台を導入しましょう。
負担軽減のために住環境を見直す
グリップのきくより滑らない床材を敷いたり、犬がジャンプして乗り降りする高さの段差には、ステップを設置したりしましょう。
ただし階段や適度な段差は、犬の筋力維持に貢献します。家じゅうをフラットにするなどのやり過ぎには要注意です。
ただし階段や適度な段差は、犬の筋力維持に貢献します。家じゅうをフラットにするなどのやり過ぎには要注意です。
外で排泄しなくていいように、室内トイレの習慣をつける
足がおぼつかない犬にとって、外での排泄は重労働です。失敗すると犬の自尊心も傷つくので、ぜひ室内のトイレ習慣を身につけましょう。
飼い主さんが 自宅でケアできるようになる
トリミングサロンでカットしたり、動物病院で耳掃除したりする外でのケアは、シニアになると負担に感じることも。安心できる自宅で、飼い主さんがケアできるようになっておきたいです。
愛犬に老いの変化が出てきたら、モチベーションの維持と向上に注力
体が老いてくると、犬も活動に対するモチベーションが下がりがちです。活動量が減ると筋力が低下し、さらに老化が進む悪循環も。犬のモチベーションを高めて筋力を維持することが大切になるでしょう。
モチベーション向上のためにコミュニケーションを増やす
ほめることは、犬のモチベーションを上げる最高の手段。オテやオスワリなど、いっしょに何かに取り組む時間を増やして、たくさん犬のほめてあげましょう。
歩く喜びをつくって散歩に連れ出す
散歩には、おやつタイムやスポットなどの喜ぶ要素を盛り込んで！ 筋力維持につながる坂道の上などに嬉しい時間があるとGOODです。
散歩に変化を取り入れて刺激を与える
新鮮な散歩は、脳に刺激を与えます。散歩コースに変化をつけたり、家から離れた公園などに足を伸ばしてみたりしてみて！
生活習慣にもご褒美を活用する
散歩やトイレ、水飲みなどの生活習慣も、高齢になるとおっくうに感じることが。ご褒美をプラスして、意欲を高めてあげましょう。
シニア世代の入り口は、老後を考える重要な時期。愛犬がこれまでと変わらない生活を送れるよう、そばでサポートしてあげましょう。
お話を伺った先生／清水佐知子先生（ドッグケア スマイル）
参考／「いぬのきもち」2024年8月号『愛犬の自尊心を守りながらサポート シニア犬のお手伝い いつから どうやる？』
文／小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
参考／「いぬのきもち」2024年8月号『愛犬の自尊心を守りながらサポート シニア犬のお手伝い いつから どうやる？』
文／小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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