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先住犬との初対面はどうする?居場所は? うまくいく2頭目の迎え方

2頭目の犬を迎える場合、先住犬と新しい犬がうまく生活していくために、飼い主さんは2頭の飼育に関して慎重になる必要があります。2頭目を迎えたその日からしばらく先のことまでをしっかりとイメージして、段階を踏みながら生活をしなければいけません。

そこで今回は、2頭目の飼育がうまくいくためのコツを、「スタディ・ドッグ・スクール」代表の鹿野正顕先生に伺いました。

先住犬との初対面は外で行おう

トイ・プードルのむぎちゃん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
先住犬にとって自宅の敷地内は自分のテリトリー(縄張り)なので、そこに新入り犬が急に入ってくると、警戒心をもってしまうことがあります。先住犬と新入り犬を初めて会わせるときは、まず自宅から離れたテリトリー意識のない場所で対面させ、そのあと一緒に自宅に戻るといいでしょう。

また、対面させる日までに動物病院での健康チェックを忘れずに。特に子犬は寄生虫感染のおそれがあるので、注意が必要です。先住犬を守るためにも、一般的な糞便検査に加えて、抗原検査や遺伝子検査などもしっかりと受けておくのがおすすめです。

家の中での居場所は分けてあげよう

チワワのエースくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ゴハンや寝る場所に対してこだわりがある犬も多いので、最初から新入り犬を部屋で自由にさせてしまうのはトラブルのもとです。最初のうちは、犬同士が近づけないようにサークルやパーテーションで仕切りましょう。

しっかりと生活エリアを仕切ったら、先住犬はできるだけ今までどおりのスタイルで生活をさせます。しばらく別々での生活を続け、先住犬が新入り犬の存在を気にしたり自ら近づこうとしたりするときがきたら、それが次のステップへ移行するタイミングです。
逆に、新入り犬の声が聞こえたらしっぽを下げるなどして警戒心をあらわにするようなら、まだ会わせないほうがいいでしょう。

先住犬の様子を優先しながら対面させよう

トイ・プードルのレオンくん♪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬同士を対面させる際は、先住犬の気持ちが最優先です。もちろん新入り犬の様子も見ながら、それぞれが無理をすることがないように気を付けて行いましょう。

対面時は、何かがあったときに2頭をすぐに引き離せるよう2人態勢で行うのがベスト。1人と1頭をペアにして、犬にはそれぞれリードを装着しましょう。どちらかの犬に嫌がるしぐさや緊張する様子が見られたら、対面はすぐに中止してそれぞれの居場所に戻してください。嫌がるそぶりを見せずにお互いフレンドリーなら、リードを外してみても構いませんが、犬から目を離さないようにして時間は短めに。回数をこなして、ゆっくりと慣らしていきましょう。
1頭飼いから2頭飼いに移行する際、犬同士の対面はとても重要なポイントです。どちらの犬にも無理をさせずに、段階を踏みながら慎重に行えるといいですね。
お話を伺った先生/鹿野正顕先生(「スタディ・ドッグ・スクール」代表)
参考/「いぬのきもち」2024年6月号『いぬのきもち22周年特別企画 「いつかはもう1頭」をリアルに考えてみました 2頭目ってどうやって迎えるの?』
文/東里奈
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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