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【アンケート調査】甘えん坊ワンコが急増中?気をつけたい「心の病」とは

甘えん坊ワンコが急増中? 気をつけたい「心の病」とは

「家にいるとき、愛犬がいつでもどこでも後を追ってくるんです」

甘えん坊でかわいいようにも見えるこの犬の行動。
いぬのきもち編集室が飼い主さんにアンケート調査をしたところ、なんと88.5%が「愛犬が家にいるときに、後を追いかけてくる」と回答しました。
アンケートに体験談を寄せてくれた飼い主さんの話では……

「トイレでもどこでも追いかけてきます」
「人がひとりしか家にいないとき、必ずその人についてまわります」
「トイレは中まで、お風呂はドア前で伏せて待ってて、長いと時々ドアあけて覗いてきます」
「たまにストーカーされてるのでは、と思うときがあります」
「出掛けようとしていると、察してしつこく追いかけてきます」
「寝ているときでもたまに様子を見についてきて、見たら戻っていきます」

一部抜粋しましたが、このように多くの飼い主さんがちょっと困っている様子。
じつはこの行動、気をつけたほうがいいかもしれません。

不安が引き起こす心の病「分離不安」の可能性も

上記の体験談にもあったように、飼い主さんの姿が見えなくなると不安や寂しさで吠え続けたり、トイレ以外の場所で排泄してしまったり、物を壊してしまうなどの行動が見られたら、「分離不安」の可能性があるでしょう。

飼い主さんと離れている間ずっと不安な気持ちが消えないのは、犬にとってかなりの精神的ストレスになってしまうのです。

分離不安を疑うべきふたつのサイン

愛犬が分離不安の可能性があるかどうかは、次のふたつのサインでわかります。

・四六時中飼い主さんを追いかけてくる
・飼い主さんの外出を察してそわそわする

この行動が見られたら危険信号です!
症状が悪化しないうちに対処して、犬の気持ちをラクにしてあげましょう。

分離不安の対処法

分離不安の症状を改善させるためには、まず「飼い主さんと愛犬の関わり方を見直すこと」が重要です。

たとえば、家にいるときも少し距離をとってベタベタしすぎないようにしたり、「オスワリ」「マテ」などの基本的なトレーニングをもう一度やり直し、主従関係を再構築するなどの対策が効果的でしょう。

病気が原因による分離不安もある

飼い主さんとの関係性によって分離不安になってしまうコのほかに、じつは病気を患っていることが原因のことも。
たとえば、認知症と関係があるケースもあるのです。

症状があまりにもひどい場合や、急に行動に変化が見られた場合などは、早めに獣医師に診てもらうようにしてください。
問題行動の原因はさまざまですが、社会化の不足、ストレス、満たされない生活環境、犬のもつ本能の理解不足、飼い主さんの間違った対応により悪化している可能性もあります。

「うちのコは大丈夫かな……」と心配になってしまった飼い主さんもいると思いますが、いま一度ここで愛犬との関係性を見直してみるのをオススメします。

『いぬのきもちアンケート vol.3』
出典/「いぬのきもち」2017年9月号『犬の「行動治療」はじめてガイド』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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