犬が好き
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柴犬あるある、留守番が寂しくていつまでも見送るとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.111
今週の「柴犬のここが好き」
「いってらっしゃい
ウマウマ買ってきてね~」
ミラー越しの柴犬さんもまたよし。
お留守番は寂しいよね。
なんとも切ない表情でミラーに映る柴犬さんを見ると、後ろ髪引かれる思いになります。
だんだん小さくなる姿。
(今日は仕事休んじゃおうかな。こんなにいい天気だし、遠出のおさんぽ行きたいな…)
そんな気持になるご主人は多いことでしょう。
しかし、「きっと寂しい思いをしているだろう」と、引き返すのはやめた方がいいかもしれません。
ご主人が出て行ってしまった後、柴犬さんは案外一人に時間を楽しんでいるかもしれないですから。
ご主人をお見送りしてから、寂しくてずっと車が去った方向を見ている子もいるかもしれない。
さっと気持ちを切り替えて、おもちゃで遊んだりお昼寝する子もいるかもしれない。
ご主人が留守の間の過ごし方は柴さんそれぞれ。
見てみたい気もするけど、知らぬが仏ということもありますよね。
今週のおまけ
※写真は公園の遊具ですが。
散歩の帰り道に、車で出かけていた父と待ち合わせてこよみを迎えに来てもらったことがあります。
ものすごく喜んで車に飛び乗り、ルンルンで家に帰りました。
よっぽど嬉しかったのでしょう。
それ以降、散歩の帰り道になるとそわそわ車を探すようになりました。
自分の横を通り過ぎる車を一台一台チェックして、
どういう基準かわかりませんが「これだ!」と思った一台を必死で追いかけようとします。
「おとうさーん!こよみはここですー!!ここにいますからー。待って〜〜」
と言うように、ずっと走り去る車の後ろ姿を見つめ、ぐっと引っ張るのです。
「全然違う車やで?」
父の軽自動車とは似ても似つかないのに。
「なんか、車選んでない?」
こよみは自分の好みで車を選んでいるのではないか疑惑があります。
見えなくなるまで見送って、しばらくとぼとぼ歩いてまた次の一台に目をつけます。
ただでさえダラダラしがちな夏場の散歩の帰り道。
お迎えを待つという新たなルーティーンが作ってしまったことを少し後悔しているのでした。
作者紹介:ここ柴
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