犬が好き
UP DATE
1頭でさまよっていたところを保護され、保健所に収容された子犬。新しい飼い主と家族になった今の姿は
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、小麦ちゃんとの出会いのエピソードや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。
保健所に収容されていた過去のある小麦ちゃんとの出会い

そんなある日、飼い主さんが何気なく保護犬のサイトを見ていると、1頭の子犬に目が留まったといいます。そのコが小麦ちゃんでした。

それから、ある保護団体が小麦ちゃんのことを保健所から引き出し、新しく家族になってくれる人を探していたのだそうです。

「サイトで小麦を見たとき、運命を感じました。すぐに保護団体にメールを送り、その週末の譲渡会で小麦と初対面し、その場でトライアルの申し込みをしました。
あとで聞いた話、小麦への申し込みは我が家だけだったそうですが、当時運命を感じていた私たちは、ほかの人たちに小麦をとられないように必死でしたね」
飼い主さんはトライアルの申込みをしたときから、「小麦と一生一緒にいる」と心に決めていたのだそう。
そしてトライアル期間を経て、飼い主さんご家族は小麦ちゃんと正式に家族になったのでした。
家族には甘えん坊な姿を見せるけれど、臆病な一面も

小麦ちゃんは家族にはすぐ心を開き、甘えん坊な姿を見せるようになったそうですが、家族以外の人を怖がったりほかの犬に対して強気な姿を見せたりと、臆病な一面があるようです。
「父が警察犬の訓練士だったので、私は子どもの頃からたくさんの犬と過ごしてきました。
そのため、小麦を迎えるときもあまり不安はありませんでしたが、実際に小麦と一緒に暮らし始めると想像と違うことがたくさんありました」

「今まで接してきた犬たちは『プロの訓練を受けた犬』であり、小麦はまったく違います。
家族には心を許しているけれど、お散歩で知らない人とすれ違ったり声をかけられれば怖がって逃げようとするし、苦手な場所ではパニックになりました。
私が知っている犬との接し方は通用しないんだ、と考えを改めさせられましたね」
子どもがたくさんいる公園などは苦手だけれど、お散歩が大好きだという小麦ちゃんのために、「なるべく苦手な場所には行かず、小麦が安心してのびのび過ごせる場所を選んで出かけるようにしている」と話していました。
たくさんの時間を小麦ちゃんと過ごしたい
飼い主さん:
「小麦は広い場所を走り回るのが大好きなので、ドッグランに行ったりたくさんお散歩したり、一緒に旅行に行ったり…たくさんの時間を小麦と過ごしたいです!」
取材・文/雨宮カイ
UP DATE