犬が好き
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多頭繁殖による飼育崩壊で保護された子犬 今の飼い主と出会い、共に成長する日々を過ごしていた
いぬのきもちWEB MAGAZINEでは、助六くんとの出会いや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺いました。
助六くんとの出会い
その後は、預かりボランティアさんなどさまざまな方たちの協力を経て、生後4カ月の頃に東京の保護犬団体へやってきたのだそうです。
飼い主さん:
「助六との出会いは、ほぼ一目惚れでした。当時、私たちはさまざまな保護犬サイトを見ており、惹かれるコはたくさんいましたが、助六を見た瞬間『このコしかいない!』となぜか強く思ったんです。
その後すぐに助六がいる団体へ連絡をし、会いに行くことにしました」
「助六と実際に対面した瞬間、『何があってもこのコが生涯を終えるまで責任を持とう』と自然に思うことができました。
それと同時に、殺処分になってしまう保護犬たちがいる現実や、保護団体の方々の苦労を実感していました」
家族に迎えて、助六くんの魅力を感じる日々
また、「人なのではないかな?」と思わせるほど感情や表情が豊かでもあるようで、飼い主さんは助六くんの魅力を日々たくさん感じているといいます。
「助六は家に迎えた当初からとても良いコで、人・犬問わず懐っこいコでした。それも、沖縄・東京の保護団体、預かりボランティアさん、母犬や兄弟犬たちが助六にたくさん愛情を注いでくれたおかげではないかと思っています」
「やんちゃですが元々賢く、しつけもすんなり受け入れてくれました。助六の魅力はたくさんありすぎて言葉で表現し難いですが、あえて言葉にするならば存在自体が魅力ですね」
助六くんと共に成長しているような気持ち
最後に、助六くんへの思いを聞いてみると、飼い主さんはこのように話してくれました。
「家族に迎えるときに『とにかく幸せな生涯を過ごしてほしい』と思いましたが、それどころか私たちが助六からたくさんの幸せをもらっています。助六はいつも何倍もの愛情を返してくれますし、常にブレない助六から学ぶことが多くあります。
家族としては全員が1年目なので、これからまた家族が増えたり、起こりうるさまざまな出来事を共有し、“群れ”として成長していけたらと思っています!(笑)」
「また、助六の姿を通じて『保護犬を家族に迎える』という選択肢があることや、無責任な飼育などにより不幸になってしまう犬たちがいること、たくさんの犬たちが新しい家族を待っている現実などを、少しでも多くの人たちに知ってもらえることを願っています」
助六くんの姿はInstagramで
取材・文/雨宮カイ
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