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保健所で悲しそうな顔をしていた野犬の子犬 家族に迎え、みんなに笑顔をもたらす存在に

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プロペラのような大きな耳が愛らしい犬のこうめちゃん(♀/取材当時1才)。

笑顔が可愛いこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

輝くような笑顔が魅力的なこうめちゃんは、飼い主さんご家族と出会う前は保健所にいました。保健所にいた頃のこうめちゃんは、とても悲しそうな表情をしていたといいます。

保健所にいたこうめちゃんとの出会い

保健所が公開していたこうめちゃんの写真
保健所が公開していたという、こうめちゃんの写真
@aikotobawayu_ki

ある民家の縁の下で野犬が出産し、5、6頭の赤ちゃんが産まれたのだそう。そのうちの1頭が、こうめちゃんでした。住人からの捕獲要請があり、結果こうめちゃんだけ保健所に収容されることになったといいます。

飼い主さんご家族とこうめちゃんの出会いは、ご主人が保健所が公開していたこうめちゃんの写真を目にしたことがきっかけでした。

とても不安そうに、悲しそうな顔をしていたこうめちゃんの写真を見た瞬間、ご主人は「どんなに怖かっただろう、とにかく早く安心させてあげたい」と思ったそうです。

「このコを我が家に迎え入れる」と決意したご主人は、仕事を切り上げ、こうめちゃんを迎えに行ったのでした。

家に迎えた日のこうめちゃん
家に迎えた日のこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

当時のことを、飼い主さんはこのように振り返ります。

飼い主さん:
「他県で仕事をしている夫から、『今から子犬を連れて帰るね』と連絡があり、私と子どもたちはふたりの帰宅を待っていました。

こうめは我が家に来ると、環境の変化に戸惑ったのか、怖がってなかなかクレートから出てきませんでした。じっと様子をうかがうかのようにこちらを見つめていたこうめですが、しばらくすると出てきて、ベッドの隅っこですぐに寝てしまって。

『小さなこうめを守っていきたい』と、強く思った瞬間でしたね」

しつけで悩むこともあったけれど、ドッグトレーナーさんとの出会いで、ご家族の気持ちに変化が

見つめるこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

2021年3月に、こうめちゃんを家に迎えた飼い主さんご家族。飼い主さんもご主人も、子どもの頃に犬と暮らしていたそうですが、子犬や保護犬を育てるのははじめてのことでした。

こうめちゃんが生後半年を過ぎるまでは、犬のしつけに関する本や動画を参考にしたりと、とにかく毎日必死にこうめちゃんと向き合ったそうです。

「小さいうちからいろんな経験をさせて、社会性を身につけさせてあげたい」という思いから、しつけで頑張りすぎたり、悩んだりすることもあった飼い主さんでしたが、あるドッグトレーナーさんとの出会いで、気持ちに変化があったといいます。

あどけない表情をするこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

飼い主さん:
「こうめは怖がりで散歩が上手くできず、そのことをドッグトレーナーさんに相談したことがありました。

いろんなお話をするなかで、まずは首輪をつけるところ、次にリードをつけること、玄関から出られるようになること、道路まで歩けるようになること…と、こうめにとってはそのひとつひとつを一生懸命頑張っているんだなとわかったんです」

散歩をするこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

この出来事があってから、飼い主さんは「保護犬だから怖がりで慎重なんじゃなくて、これはこうめの可愛い個性なんだ。ゆっくりゆっくり、こうめのペースでやっていこう」と思えるようになり、気持ちが少しラクになったそうです。

こうめちゃんの成長を実感する日々

甘えるこうめちゃん
こうめちゃんが日々いろんな表情を見せてくれて、「可愛くて仕方なかった」と話す飼い主さん。家族でこうめちゃんの成長を見守る毎日が幸せだといいます。
@aikotobawayu_ki

怖がりな性格だけれど、好奇心旺盛な一面もあるこうめちゃん。とても甘えん坊なコでもあり、家族の前では愛嬌たっぷりな姿を見せてくれるのだそう。

家族以外の人には慣れるまでに時間がかかるそうですが、「おやつは誰からでも食べる」という、食いしん坊なエピソードもあるそうです。

遊ぶこうめちゃん
「散歩から帰りたくない」とそっぽを向いて動かなかったり、おもちゃを渡すと見せかけて逃げてからかったり、ワガママでイタズラな面もある、こうめちゃん。そんな姿も、飼い主さんご家族にとっては愛おしいといいます。
@aikotobawayu_ki

日々いろんな成長を見せてくれているという、こうめちゃん。体の成長はもちろんのこと、こうめちゃんは自分のペースで、少しずつさまざまなことができるようになりました。

はじめてのときはものすごく怖がっていたお散歩や、ブラッシングや歯磨きなどのお手入れも、回数を重ねるごとに慣れていき、今ではシャンプー以外はどれも大好きなのだとか。

そんなこうめちゃんの姿を見ると、「こうめはこうめらしく、間違いなく成長しているんだ」と実感し、喜びを感じるといいます。

お散歩を楽しむこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

飼い主さん:
「お散歩中にほかの犬と出会うと、なかなか挨拶ができずにいたこうめですが、いつも散歩のときに会う豆柴ちゃんにゆっくり近づいて、鼻をくっつけて挨拶したことがあったんです。びっくりと嬉しさで、涙が出そうなのを必死で我慢したことを覚えています。

また、初対面の人でも、なでさせることはしないけれど、自分から鼻をくっつけてニオイを嗅ぐようになったりと、こうめは本当に成長したと思いますね」

こうめちゃんはみんなを笑顔にする存在

笑顔のこうめちゃん
@aikotobawayu_ki

楽しい、嬉しい、悲しい、寂しい、怖い、めんどくさい——など、毎日いろいろな表情を見せてくれるこうめちゃん。特にこうめちゃんの可愛い笑顔を見ると、ご家族も自然と笑顔になるのだとか。

こうめちゃんは「家族に笑顔をもたらしてくれる存在」だといいます。

飼い主さん:
「『こうめ』という名前は、こうめを引き取る数日前に子どもたちと近所を散歩していたときに見た、大きくてとてもキレイな梅の木が由来です。

その木だけがたくさんの花を咲かせて、生き生きとしていて。みんなその光景がとても印象に残っていたので、『こうめ』と名づけることに決めました。こうめはあのときの梅の木のように、見る人を笑顔にしてくれます

おやつを食べるこうめちゃん
仕事で疲れていても、悲しいこと、辛いことがあっても、「こうめの笑顔に何度も何度も元気をもらってきた」と話す飼い主さん。「こうめの魅力は、あのコのすべてです」とも。
@aikotobawayu_ki

現在1才のこうめちゃん。飼い主さんは、こうめちゃんへの思いをこのように話してくれました。

飼い主さん:
「これからも、こうめにいろんな体験をさせてあげたいし、いろんな景色を見せてあげたいと思います。こうめの個性を大切にしながら、こうめと過ごす平穏で幸せな毎日を、大切に過ごしていきたいですね」

写真提供・取材協力/Twitter(@aikotobawayu_kiさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ

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