犬が好き
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「また犬と暮らそう」と覚悟ができたときに出会った保護子犬 出会いから4年が経過、家族のいまの思いとは
先代犬との別れを経験。再び犬を家族に迎える覚悟ができたときに、フィオちゃんと出会うことに

その経験から、「また犬と暮らしたい」と思いながらも、最期には看取る瞬間がきてしまうことの覚悟ができずにいたといいます。
その間も、犬の保護活動をしている人のブログを読んだり、ブリーダーを調べたり、譲渡会に行ったりしていましたが、気持ちが前向きになるまでには約5年の月日がかかったそうです。
「娘の塾帰りにあとをついて来た猫がいたんです。その猫と触れ合っていると、『やっぱりそばに動物がいるのはいいなぁ』という気持ちになって。
もう一度、ボーダー・コリーと暮らしたい。保護犬を迎えたい——そんな気持ちが強くなりました」
「フィオは6きょうだいで、生後1カ月半頃のときにセンターに収容されました。保護団体によって引き出され、新しい家族を探していたんです。
フィオを見たとき、まるでセーブルのボーダー・コリーのパピーみたいで、運命を感じました。譲渡会では、犬の飼育歴やしばらく犬がいなかった理由、私自身が健康診断にも行き覚悟を持って希望していることなど情熱を伝え、無事譲渡に至ることができました」
再び犬との暮らしをスタート。フィオちゃんの可愛さに、ご家族みんなメロメロに

飼い主さんのお子さんたちは、生まれたときから犬のいる暮らしを送っていましたが、子犬と暮らすのは初めてのこと。とてもパワフルで元気いっぱいなフィオちゃんに、すぐにメロメロになってしまったのだとか。
反抗期真っ最中だったという息子さんたちも、「フィオちゃん〜」と、ワントーン高い声で話しかけて抱っこするなど、とても微笑ましい光景が見られたそうです。
「フィオのお散歩許可が出た翌朝から、パパは頼んでもいないのにそそくさとフィオを散歩に連れていきました(笑) それから毎朝、パパがフィオのお散歩をしていますね」

家族のことが大好きなフィオちゃんは、抱っこをしてもらったり、添い寝をするのも好きなのだといいます。
これからも、フィオちゃんにいろいろな経験をさせてあげたい

「若いうちはたくさん食べて、たくさん運動させる。そして、フィオをいろいろなところに連れて行ってあげたいです。オヤツがあればやる気満々なコなので、今後もトリックを教えていきたいです」

「また、お散歩中に『何犬ですか?』とよく聞かれますが、愛を持って『雑種です。保護犬だったんですよ』とお話しています。
保護犬というと、臆病だったり、可哀想な生い立ちのイメージが強いのかな、と思います。もちろん個体差もありますが、フィオの場合は旅行やカフェに行ったり、フリスビーやトリックを楽しんだり、抱っこや添い寝もできるようになりました。
フィオとの楽しい日常の様子を伝えていくことで、犬を家族に迎えるときに“保護犬から迎える”選択肢が増えてくれれば嬉しいですね」
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