犬が好き
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犬を飼いたかった飼い主一家が迎えたのは、野犬の子犬 はじめは「不安」も、心配を吹き飛ばしたお迎え初日の姿

ラックくんとの出会い

ちょうどその頃、飼い主さんご家族は犬を家族に迎えることを考えていました。飼い主さんとご主人は子どもの頃に犬と暮らしており、以前から「いつか犬を迎えたい」という思いを抱いていたのだそうです。
「『1頭でも殺処分されてしまう犬を減らしたい』との思いがあり、家族で話し合って、保護犬を迎えることを決めていました。
でも、小さな子どもがいると譲渡条件が厳しい保護団体もあることがわかり、諦めかけていたのですが、そんなときにラックたちの募集情報を見つけたんです」
面会で犬たちと触れ合っているなかで、ご家族は次第にラックくんに惹かれていったそうです。
「どのコが我が家に合うだろうかと、触れ合いながらじっくり考えていました。ずっと吠えているコ、動き回っているコ、興奮してるコと、いろいろなコがいるなかで、マロ顔が印象的なラックは、何もアピールすることなく、少し怯えながら私たちと関わらないようにしている感じでした。
その場で家族会議を開くと、みんなラックに惹かれていた様子で。ラックを引き取ることに決めたんです」
不安なこともあったけれど、ラックくんはすぐに環境に慣れてくれた
ラックくんは元野犬ということもあり、はじめは不安も大きかったそうですが、ラックくんの様子を見て気持ちに変化があったといいます。
「私たちの心配をよそに、ラックは初日からごはんをモリモリ食べて完食。トイレもしっかりでき、怯えることもなく、私たちにしっぽをフリフリしてくれていました。
初日からリラックスした様子のラックの姿を見て、『このコは大丈夫だな!!』と、不安がスーッとなくなったことを思い出します」
「2日目から甘噛みや、『かまって!』『遊んで!』のアピールも始まり、ラックは環境の変化にも動じず、のびのびと過ごしていました。
一緒に暮らし始めた頃は、トイレトレーニングやしつけ、夜鳴きなど、『赤ちゃんがひとり増えた感じ』で大変なこともありましたが、今はだいぶ落ち着きましたね」
ラックくんに出会えたことに感謝する日々
自分よりも体の小さい動物や、お子さんたちにも優しく接しているラックくんの姿を見ると、飼い主さんはとても微笑ましい気持ちになるといいます。
「ラックを迎えてから、家族5人で過ごす時間が本当に多くなり、『家族で何かをする』ということが増えました。ラックのおかげで、家族の絆がより深まった気がしますし、明るくて楽しい充実した毎日を過ごせていますね」
「ラックに出会えたことに感謝し、ラックに『うちに来てよかった』と思ってもらえるように、愛情をたっぷり注いでいきたいです。ペットと飼い主ではなく、パートナーとして、たくさんの刺激や癒しを与え合えるような存在でいたいです。
そして、これからもラックと過ごせる日々を大切にしていきたいなと思っています」
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