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オオカミから進化した犬が持つコミュニケーション能力。犬が人と一緒に暮らせる理由とは

犬と先祖に当たるオオカミの違いを歴史から探る

犬のルーツを遡るとオオカミにたどり着くという話は有名ですよね。たしかに、シベリアンハスキーなどの犬種は、オオカミのようなキリッとした風貌をしています。しかし、現在の犬は、オオカミとは異なる面がたくさんあります。

その代表的な一面が、「人との共存」。一説によると、犬の先祖は今からおよそ3万3000年ほど前から人間と暮らしているそうです。これは、オオカミだった犬の先祖の一部が、人間と行動するほうが容易に餌が手に入ると気づいたからだという説があります。

犬と先祖に当たるオオカミの違い。性格と体質編

人間との共存の歴史の中で、犬としての性格の変化も現れるようになりました。もちろん個体差はありますが、犬はオオカミに比べて探究心が強く、のびのびと生活しています。飼い主さんの指さしの指示に反応するのも、犬独自の能力。繰り返されるコミニュケーションの中で身につけたのかもしれませんね。

また、体の中でも変化を見せるようになりました。進化の過程で、肉類だけでなく米や芋など人間の食べ物を口にするようになり、オオカミにはない消化能力を得ています。ほかにも、オオカミは無駄吠えをしないけれど、犬は感情表現のために吠えることがあります。たとえば、甘え鳴きもそのひとつです。性格も体質も、人間との生活に適した進化を遂げているのですね。

人間と仲良しでフリーダムな現代の犬たちをご覧ください

現代社会において、人間との生活に深く関わりを持つ犬。ペットグッズやフード、医療も進化し、過ごしやすくなっているに違いありません。そのためか、最近の犬は自由な生活を満喫しているような気がしませんか?だってこんなにのびのびとした写真がたくさんあるのですから。
こちらは、オオカミ時代の強い警戒心など、一ミリも感じない一枚。飼い主さんのお布団を占領するだけではなく、安心しきってお腹をみせちゃったり。おうちも飼い主さんのことも、大好きなのでしょう。
「探しているお皿はここだよ」と言わんばかりのアピールを、偶然にもタッチでお知らせしています。台所での作業は任せてよと言っているようにも見えますね。
犬は人間と見つめ合うと、幸福ホルモンが分泌されるとの研究結果があります。これはオオカミにはあらわれないそうで、犬はオオカミと異なり、人とのコミニュケーションに向いている生き物だと証明しているようにも思えます。これからも、犬も人間もお互いなくてはならない存在であり続けますように。
出典/「いぬのきもち」16年11月号『オオカミと比べてわかる犬のこと』
文/riko
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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