犬が好き
UP DATE
怖くてブルブル震えていた保護犬の子犬、家に迎えて3カ月後には… 「家族に心を開いた姿」にグッとくる


そんなソイちゃんでしたが、飼い主さんの家にやってきて3カ月後には…
心を開いてくれた


飼い主さんにお話を聞くと、ソイちゃんは保護犬だったのだそうです。飼い主さんご家族とソイちゃんはどのようにして出会ったのでしょうか。
保護犬だったソイちゃんとの出会い

犬についての知識を深め、犬を迎える心の準備ができた頃、飼い主さんは保護犬の里親募集サイトをのぞくように。そこで、ソイちゃんと出会ったのでした。
「“子熊”のような毛色をした、元野犬のソイに一目惚れでした。保護主さんを経由して、ブルブル震える怖がりなソイが我が家へとやってきたんです」
ソイちゃんは少しずつ環境に慣れていってくれた

「心を許して可愛らしい姿を見せてくれるようになったと同時に、恐怖の甘噛みの日々がスタート。しばらくは、娘も私も室内でスニーカーを履いて過ごしました(笑)」
「また、ソイを迎えた頃、娘は小学校1年生でした。慣れない学校生活で毎朝泣きながら登校していましたが、ソイが我が家へ来た翌日から、なんと泣かずに登校できるようになったんです。ソイとともに娘も一緒に成長していて、見ていて微笑ましかったですね」
ソイちゃんと娘さんの関係は
「娘とソイは、なにかに慣れるまで人一倍、犬一倍時間がかかるタイプです。ソイは散歩で初めての道を通るときなど、娘がいれば行けることが多く、なにかと娘を頼りにしているようなんです。
娘もソイに『大丈夫だよ〜、ゆっくりでいいよ〜』といつも優しく声をかけていて、本当の“姉妹”のような関係ですね」
生後7カ月の頃、大きな手術をすることに
「ソイの食欲がみるみる落ち、抱き上げることにも抵抗することが増えてきたんです。病院で診てもらうと、両側股関節形成不全と診断。数日後に大手術することになり、ソイは3週間の入院をしました。
手術当日、私は大泣きしながら病院まで車を走らせたことを今でもよく覚えています。この頃、すでに私のほうがソイと離れられない気持ちになっていました。無事に手術が終わり、ソイが家族のもとに帰ってきてくれたときのことは忘れられません」

「ソイは見るものすべてが怖くて、もともと散歩もかなり苦手でした。ワクチン接種が完了し、お散歩デビューをしたのが8月、股関節形成不全の診断が10月で、手術が11月。慌ただしく事が進み、お散歩の練習があまりできておらず、退院後も安静期間があったために、なかなか前進できずにてこずりました。
術後の3週間の入院で、玄関の段差や自宅前の道路など、やっと慣れたものに関してもすべてリセットされ、またいちから向き合う日々が始まりましたね」

「今ではなによりもお散歩が大好きです。犬友達に会えないと帰宅することを嫌がったり、大好きな犬友達の飼い主さんには体をピタッと寄せて挨拶したり。初めて会う人になでてもらうことができるようになったりと、大成長中ですね!」
ソイちゃんへの思いとは
「ソイはとにかく犬同士の触れ合いが大好きです。家の周りは自然がたくさんあり、大好きな犬友もいて、環境にはすごく恵まれているので、そういった触れ合いや体験をこれからも大切にしていきたいです。
ソイにとって怖いものがまだまだたくさんあるし、股関節などの心配事もたくさんありますが、これからも家族みんなで見守っていきたいと思います」
UP DATE