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怖くてブルブル震えていた保護犬の子犬、家に迎えて3カ月後には… 「家族に心を開いた姿」にグッとくる

愛犬が心を開いてくれたときの喜びは、いつまでも忘れないことでしょう。
家族に迎えた頃のソイちゃん
生後約2カ月、家族に迎えた頃のソイちゃん
@soy_mama0321
今回紹介するのは、Instagramユーザー@soy_mama0321さんの愛犬・ソイちゃん(取材当時1才)。こちらの写真は、ソイちゃんを家族に迎えたばかりの頃に撮った一枚だそうです。
家族に迎えた頃のソイちゃん
生後約2カ月、家族に迎えた頃のソイちゃん
@soy_mama0321
この頃のソイちゃんは、新しい環境にまだ慣れず、怖くて震えていたのだそう。ソイちゃんの姿から緊張が伝わってきますね。

そんなソイちゃんでしたが、飼い主さんの家にやってきて3カ月後には…

心を開いてくれた

家族に迎えて3カ月経った頃のソイちゃん
家族に迎えて3カ月経った頃のソイちゃん
@soy_mama0321
飼い主さんの足の間で、安心しきった様子で眠るソイちゃんの姿がそこにありました。ご家族を信頼し、完全に心を開いてくれたというソイちゃん。ご家族の愛情を感じながら成長していった様子が伝わる一枚にグッときます。
笑顔が可愛いソイちゃん
現在のソイちゃん。笑顔が可愛い!
@soy_mama0321
そして、現在1才のソイちゃんの姿がこちら。立派に成長した様子がうかがえます。

飼い主さんにお話を聞くと、ソイちゃんは保護犬だったのだそうです。飼い主さんご家族とソイちゃんはどのようにして出会ったのでしょうか。

保護犬だったソイちゃんとの出会い

おもちゃで遊ぶソイちゃん
家族になって5日目のソイちゃん
@soy_mama0321
「いつか犬と暮らすんだ!」という強い思いがあったと話す飼い主さん。「いつか」のために犬についてたくさん勉強し、通信講座でトリマーの資格まで取ったのだそうです。

犬についての知識を深め、犬を迎える心の準備ができた頃、飼い主さんは保護犬の里親募集サイトをのぞくように。そこで、ソイちゃんと出会ったのでした。
飼い主さん:
「“子熊”のような毛色をした、元野犬のソイに一目惚れでした。保護主さんを経由して、ブルブル震える怖がりなソイが我が家へとやってきたんです」

ソイちゃんは少しずつ環境に慣れていってくれた

生後3カ月のソイちゃん
生後3カ月のソイちゃん。この頃、耳がピーンと立ったそう!
@soy_mama0321
家にやってきた頃はブルブル震えていたというソイちゃんですが、数日もすれば食欲も出てきたそう。少しずつ環境に慣れていったソイちゃんは、ご家族と戯れるようになったり、“ヘソ天”姿を見せてくれたりと、可愛らしい姿を見せてくれるようになったそうです。
そんなソイちゃんとの暮らしで、印象に残っていることがあるといいます。
飼い主さん:
「心を許して可愛らしい姿を見せてくれるようになったと同時に、恐怖の甘噛みの日々がスタート。しばらくは、娘も私も室内でスニーカーを履いて過ごしました(笑)」
仲良しなソイちゃんと娘さん
@soy_mama0321
飼い主さん:
「また、ソイを迎えた頃、娘は小学校1年生でした。慣れない学校生活で毎朝泣きながら登校していましたが、ソイが我が家へ来た翌日から、なんと泣かずに登校できるようになったんです。ソイとともに娘も一緒に成長していて、見ていて微笑ましかったですね」

ソイちゃんと娘さんの関係は

くつろぐソイちゃん
@soy_mama0321
とても穏やかな性格だというソイちゃん。臆病で慎重な面もあり、人が少し苦手なのだとか。しかし、犬は大好きだそうで、犬友達を作るのが得意だといいます。
お散歩を楽しむソイちゃん
@soy_mama0321
そんなソイちゃんは、娘さんと性格がよく似ているのだとか。飼い主さんはふたりを見ていると、「本当の“姉妹”のようだなと感じる」と話していました。
飼い主さん:
「娘とソイは、なにかに慣れるまで人一倍、犬一倍時間がかかるタイプです。ソイは散歩で初めての道を通るときなど、娘がいれば行けることが多く、なにかと娘を頼りにしているようなんです。

娘もソイに『大丈夫だよ〜、ゆっくりでいいよ〜』といつも優しく声をかけていて、本当の“姉妹”のような関係ですね」

生後7カ月の頃、大きな手術をすることに

お散歩を楽しむソイちゃん
@soy_mama0321
ソイちゃんと楽しい日々を過ごしていた飼い主さんご家族ですが、ソイちゃんが生後7カ月の頃に、思いもよらない出来事が起こります。
飼い主さん:
「ソイの食欲がみるみる落ち、抱き上げることにも抵抗することが増えてきたんです。病院で診てもらうと、両側股関節形成不全と診断。数日後に大手術することになり、ソイは3週間の入院をしました。

手術当日、私は大泣きしながら病院まで車を走らせたことを今でもよく覚えています。この頃、すでに私のほうがソイと離れられない気持ちになっていました。無事に手術が終わり、ソイが家族のもとに帰ってきてくれたときのことは忘れられません」
ごはんを食べるソイちゃん
鼻にごはん粒をつけながら、飼い主さんの手作りごはんをペロリと完食♪
@soy_mama0321
ソイちゃんの術後の経過はとても順調で一安心したご家族ですが、また「別の問題」に直面します。怖がりな性格のソイちゃんは、術後に散歩に出られなくなってしまったのです。
飼い主さん:
「ソイは見るものすべてが怖くて、もともと散歩もかなり苦手でした。ワクチン接種が完了し、お散歩デビューをしたのが8月、股関節形成不全の診断が10月で、手術が11月。慌ただしく事が進み、お散歩の練習があまりできておらず、退院後も安静期間があったために、なかなか前進できずにてこずりました。

術後の3週間の入院で、玄関の段差や自宅前の道路など、やっと慣れたものに関してもすべてリセットされ、またいちから向き合う日々が始まりましたね」
お散歩に笑顔を見せるソイちゃん
@soy_mama0321
そのような状況で、術後しばらくの間は家の庭や家の周りをグルグルと歩くことしかできなかったというソイちゃんでしたが、生後11カ月の頃に一緒にお散歩をしてくれる犬友達にも恵まれたことで、ようやく長い距離を歩けるようになったのだそう。しっぽを上げて楽しそうにお散歩ができるまでになったのだとか。
ドッグランを楽しむソイちゃん
夏休みに犬友達とドッグランと川遊びに出かけたときには、ソイちゃんは終始目をキラキラさせていたそう♪
@soy_mama0321
飼い主さん:
「今ではなによりもお散歩が大好きです。犬友達に会えないと帰宅することを嫌がったり、大好きな犬友達の飼い主さんには体をピタッと寄せて挨拶したり。初めて会う人になでてもらうことができるようになったりと、大成長中ですね!」

ソイちゃんへの思いとは

娘さんに甘えるソイちゃん
@soy_mama0321
飼い主さんご家族にとってかけがえない存在となったソイちゃん。これまでの日々を振り返り、どのようなことを思うのか——飼い主さんに思いを聞きました。
泥んこになるソイちゃん
@soy_mama0321
飼い主さん:
「ソイはとにかく犬同士の触れ合いが大好きです。家の周りは自然がたくさんあり、大好きな犬友もいて、環境にはすごく恵まれているので、そういった触れ合いや体験をこれからも大切にしていきたいです。

ソイにとって怖いものがまだまだたくさんあるし、股関節などの心配事もたくさんありますが、これからも家族みんなで見守っていきたいと思います」
写真提供・取材協力/Instagram(@soy_mama0321さん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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