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ペットの保険について【穴澤賢の犬のはなし】

Vol.38 ペットの保険について

現在、犬や猫と暮らしている人で、彼らのための医療保険に加入している割合はどのくらいだろうか。今回は、犬や猫の飼い主さんなら気になるペット保険について考えてみた。

以前、ある保険会社の人と話したときに、ペット保険に入っている人は全体の一割にも満たないと聞いたことがある。その一割の中でも圧倒的に犬のほうが多く、猫は極端に少ないらしい。犬は登録制度があるが、猫にはそういう制度がないのと、犬を飼っていても登録をしていない人もいるようで正確にはわからないが、おおよその飼育数から割り出したらそういう結果になったという。
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個人的には、富士丸と暮らしているころからペット保険には加入していた。しかし最初から入っていたわけではなく、たしかあいつが3才くらいのころに、急性腸炎か何かになり、血液検査やらなんやらで医療費が5万円を超えたとき(結局原因は不明で病院を変えた)に「これはやばい!」と、慌てて入ったのだった。

犬や猫と暮らしている人はご存じのとおり、動物病院は自由診療なので保険がきかない。だいたいの金額は決まっているようだが、病院によって料金にばらつきもある。そのため、慣れないうちは「そんなにするのか!?」と驚くこともある。かといって、医療費がかかるからとできる治療を拒みたくはない。そのため、大吉については早々に医療費の70%を保険会社が保障してくれる保険に加入した。
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ペット保険に関するかどうか、飼い主の考え方はそれぞれだと思う。ただ、個人的には犬が若いうちのことよりも、年を取ったときのことを考えて申し込んだ。老犬になってくると、どうしても身体のあちこちにガタが出てくる。そうなったときには、できることは何でもしてやりたい。けれども、医療費が負担になることも確かだ。その結果、自分の生活を切り詰めてでも治療を受けさせるのかもしれないが、保険に入っていれば切り詰める分も治療費に回せる。
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病気によっても違ってくると思うが、愛犬を看取るまでにかかった医療費が100万円を軽く超えたという話も耳にする。大吉が入っている保険料は年間3万6千円ほど。今後10年間使わなかったとしても、10年後にたくさん使うかもしれない。そう考えると高いとは全然思わない。病気を早期に発見するための健康診断には保険はきかないが、それもぜんぜん気にならない。

自分のために使うとなると躊躇してしまうのに、大吉のことになるとへっちゃらなのはなぜだろう。とにかく、できることは本当に何でもしてやりたいという思いから、保険に入っている。若いうちは許さんが、年をとって体が弱ってきたら、いくらでも面倒をかけてくれていい。そのための備えだ。あ、今回の記事はペット保険の広告とかステマじゃなくて、本心からそう思っていることなので、くれぐれも。
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