犬が好き
UP DATE
【獣医師解説】家族内で愛犬への接し方に違いがあるときの犬の気持ち
【調査】家族間で愛犬の飼育の仕方についての相違がありますか?
半数以上の飼い主さんが、家族内での意見の相違を感じているのですね。
実際にはどのような意見の食い違いがある?
おやつをあげるタイミングや量
・私はおやつはきちんと言うことを聞けたときや、きちんとご飯を残さず食べられたときなど、いいことをしたときや時折あげるものと思うのですが、家族は好きなときにホイホイあげてしまう。
・おやつをあげるタイミング。せっかく「おいで」や「おすわり」などを覚えたので、忘れないように、何かひとつさせてからおやつをあげてほしいのだが、夫と娘は「可愛いなぁ」と言っては何もさせないままおやつをあげる。
・主人は可哀相だからと積極的におやつをあげたい派、私は必要なときにあげればよい・なるべくフードで栄養を摂ってほしい派。
吠えたときの対応
・パパは甘いので、要求吠えに応えてしまう。
接し方の違いに愛犬が混乱するのでは……と危惧する飼い主さんも
・私は根気よく言い聞かせながらしつけをしたいのですが、夫のしつけは少し乱暴な気がします。
・主人は大雑把で考えに一貫性がなく日によって言っていることが違い、私と言い争いになる。
【獣医師解説】家族間で愛犬への接し方に相違があるときの犬の気持ちは?
おねだりへの対応が家族内で異なると犬はどう感じる?
白山先生:
「犬は自分にとって“いいこと”が起こることをより強く記憶するので、“おねだりをするとおやつをもらえる”と学習することが多いでしょう。そのため、もらえない場合には、なぜだろう?と混乱したり、理不尽に感じたりすることが多く、それが積み重なるとストレスになってしまう場合もあるでしょう」
愛犬にとって好きな家族、苦手な家族がいる場合は?
白山先生:
「個体差はありますが、犬にも好きなタイプの人と嫌いなタイプの人がいます。無理に苦手な人と仲よくさせようとすると、犬にストレスがかかってしまう場合もあります。できれば、極端に嫌われている人がいる場合には、愛犬に好かれている人の行動を真似してみたり、声の高さを高めにしてみたりなど、雰囲気から変えてみるようにしましょう」
取材・文/仲田陽子
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE