愛犬と宿に泊まったことはある？　経験談や愛犬のお泊まりの向き不向きも

泊まりで旅行をするとき、愛犬と一緒にと考える飼い主さんも多いでしょう。そこで今回は、気になる愛犬との宿泊について、経験談を含めて調査。また、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、愛犬のお泊まりの向き不向きや、注意点についてうかがいました。

愛犬と宿に泊まったことがある飼い主さんは約半数

愛犬と宿に泊まったことはある？ — ※2023年2月実施「いぬのきもちアプリ」内アンケート調査（回答者数　208人）

まず実際に、愛犬と宿に泊まった経験があるか、飼い主さんたちにアンケートを実施。その結果、全体の半数近くの飼い主さんが、愛犬と宿に泊まった経験があるとわかりました。

飼い主さんに聞きました！愛犬と宿に泊まったときの体験談

・「専門の宿で、部屋にワンちゃんのグッズもそろっていて、食事も数種類から選べるようになっていました。夕食のときにうちのワンコがぐずってしまったのですが、ソファにマットを敷いて横に座らせてくれたので落ち着いて食事をすることができました。また利用したいと思っています」

・「犬の専門宿はみなさん犬連れなので、肩身の狭い思いをしたり気を使ったりせず泊まれるのでいいです。一般の宿泊者もいらっしゃるところは、一応区別はされているものの、やはり何となく気を使うのであまり利用しません」

・「家族単位で泊まれるコテージに。超小型犬で犬見知りなのですが、専用のドッグランがついていたので、安心して遊ぶことができました」

・「温泉旅館です。お部屋では、座布団や布団の上に乗せなければ、犬を放してOK。お部屋食なので、食事時の移動もなく、愛犬もリラックスして畳部屋を堪能していました。わんわん足湯もあって、肉球ツルツル！の、最高お宿でした！」

・「専門宿ではなく、ホテルの一角にペットと泊まれる部屋が設けられているホテルに宿泊しました。愛犬は知らないところがとても不安だったようで、夜も一緒にベッドで寝たのですが、少しの物音に反応してベッドから飛び降りて徘徊して、飼い主は一睡もできませんでした。終始不安そうな愛犬がとてもかわいそうだったので、今後旅行する際は、信頼しているペットホテルに預けて、人だけで旅行したいと思います」

愛犬はお泊まりに向いている？宿に泊まるときの注意点

――愛犬と一緒に宿泊施設に泊まりたい場合、愛犬が向いているかどうか判断するには、どのようなポイントを確認したらいいでしょうか？

岡本先生：
「愛犬がお散歩以外のお出かけに慣れているかどうかが、判断のポイントになるでしょう。ドッグランが好きな犬や、人や犬が好きな犬も向いているといえそうです」

――愛犬と宿に泊まるときの注意点があれば教えてください。

岡本先生：
「愛犬が食べ慣れた食事を持参するといいでしょう。また、ワクチンやノミ・マダニ・フィラリア対策など、予防をきちんと済ませておくことも大切です。衛生面の対策として、トリミングやグルーミング、ブラッシングをしておくと、なおいいですね」

愛犬とのお泊まり旅は、宿泊予定の宿がどのようなタイプか、どこまで犬に対応しているのかなど、しっかりとリサーチしておきたいところ。また、愛犬がお泊まりを楽しめるタイプかどうかなど、事前の検討を忘れずに。笑顔の多い旅になるよう準備を進めましょう。

愛犬と一緒の旅行は飼い主にとって大きな楽しみのひとつです。犬と泊まれるホテル・旅館などが年々増加・充実する一方で、犬の受け入れ体制を万全に確保するのが難しい、飼い主がマナーを守らずほかの宿泊客に迷惑をかけるなどの理由から、犬の受け入れを止めてしまう宿もあるようです。みんなが笑顔で過ごせるように、愛犬と一緒の宿泊のノウハウ＆マナーを知っておきましょう。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
取材・文／田山郁
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。