犬が好き
UP DATE
見た目はクール、中身は感情豊か! 甲斐犬の子犬の「5年後の成長姿」にほっこり
斬九郎くんとの出会い
斬九郎くんと出会った当時を、飼い主さんは次のように振り返ります。
「先代犬たちを見送ったあと、しばらく犬のいない生活を送っていました。とはいえ、展覧会へ赴いたり、犬舎や犬のいる知人宅を訪ねたり……結局のところ『犬の不在を紛らわせていた』に過ぎなかったのだと、今では感じています。
そんな折、犬に造詣の深い身内から『おまえ、また犬を飼え』という一言をかけられました。この言葉が、再び犬との生活を強く意識するきっかけになりました」
そうした状況下で出会ったのが、斬九郎くんでした。
「このコはすごい」——お迎え直後に感じ取った資質
「『このコはすごいな』と感じる場面が何度もありました(笑)」と、飼い主さんは振り返ります。
5才になった斬九郎くん 周囲からは“昭和の甲斐犬”と評されることも
「斬九郎はどこか古風で、先祖返りを思わせる硬質な気性を備えています。頑迷で負けん気が強く、他者に対しては慎重です。心を開くまでには、一定の時間を要します。
私以外の手から与えられるおやつは口にしませんし、外見や雰囲気の影響で“クールな犬”と見られがちですが、実際には感情表現が豊かで、その時々の心情が表情やしぐさに明確に表れます」
毎日が、小さな冒険の連続
飼い主さん:
「命を預かる身として、犬との生活に『飽きる』などあり得ないことですが、それ以前に、斬九郎と過ごす毎日は新たな発見の連続なんです。
一緒に散歩をしたり、外で過ごしたりする時間のなかで、共に小さな“冒険”を重ねているような気がしています」
「“今”を懸命に生きる斬九郎の姿を見ていると、犬という存在は自然の理をそのまま体現しているのだと感じます。
飼い主より後に生まれ、そして先に旅立つかもしれない存在だからこそ、健やかで幸せな日々を願わずにはいられません」
取材・文/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
UP DATE