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犬のウンチを拾う日々【穴澤賢の犬のはなし】

犬のウンチを拾う日々

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いきなり汚い話で申し訳ないが、今回は犬のウンチの仕方についてじっくり語ってみたい。
※前回書いた「八ヶ岳に土地を買うプロジェクト」は不定期に紹介します
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犬と暮らしている人は、毎日彼らのウンチを拾うことになる。すると、次第に犬がウンチをする前兆を察知できるようになる。私の経験から、犬がウンチをする前触れにはいくつかのパターンがあるように思う。
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まずひとつが、ほとんど前触れのない「いきなりタイプ」。道路の真ん中でもどこでもおかまいなしで、「しそう」から「する」までが1、2秒くらいしかない。そして、それよりは少し前触れから余裕のある「スムーズタイプ」。こちらは「しそうだな」と思ってから、だいたい5〜10秒以内にする。
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「スムーズタイプ」の具体的な仕草としては、同じところをグルグル回ったり、地面のニオイをしきりに嗅いだり、がに股になるなど個性はあるが、いつも見ているとわかりやすい。富士丸もそうだったし、大吉もこのタイプだ。大吉はこれに「土の上」という条件が加わるが、比較的すんなりしてくれるので飼い主としてはありがたい。
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そして、やっかいなのが「モードタイプ」だ。このタイプは、ウンチをしそうな態勢に入ってから実際にするまでが非常に長い。しかも、いったんウンチをしそうになっても、ふとしたきっけで解除されてしまうこともある。
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福助がまさにこのモードタイプで、彼の場合、ウンチが出そうなモードに入ると、ひたすら前に向かってグイグイと力強く歩き始める。順調な場合、5〜10分歩くとしてくれる。順調でない場合は20分以上歩かされることもある。わが家ではそれを「ねり歩きの刑」と呼んでいる。
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困るのが、モードに入っているときに、たとえば大きな物音がしたりほかの犬が近づいて来たりすると、注意がそちらへ向かってしまい、モードが解除されてしまうことだ。いったんモードが解除された福助は、もう戻らない。
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この「あとちょっとだったのに!」というくやしい気持ちは、モード系の飼い主しかわかるまい。さらに何度か「ウンチングスタイル」になるものの、「何かが違う」という感じで、結局そのまましないこともある。
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モードが解除されたり、結局しなかった場合、とてもモヤモヤする。「だって本当はしたいんでしょ」と思うからだ。そのまま次の散歩までがまんさせるのも心苦しいので、福助だけもう一度散歩に連れて行くことがよくある。
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近所の人からは、「あの人、犬の散歩ばかりしてるけど、暇なのかなぁ」と思われているに違いない。もしあなたの家の近所に頻繁に犬の散歩をしている人がいたら、モード系の飼い主なんだと思ってあげてほしい。決して、好きで何度も散歩に行っているわけでは、ないのだよ。
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