犬が好き
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ケージの隅で不安そうな表情を浮かべる保護子犬、家族になって半年後の現在は 「表情の変化」にグッとくる!
保護犬だったエスちゃんをお迎えした当日に撮ったというこちらの一枚。飼い主さんは、当時の出来事がいまでも忘れられないといいます。
「保護先から我が家までの長時間のドライブ中に、エスは車酔いで嘔吐してしまいました。嘔吐物から寄生虫が出てきたのでそのまま病院に直行して処置していただき、初めておうちに連れてきた直後の写真です。
手前にごはんが写っていますが、おうちに来た当日は飲み食いせずで心配したことを覚えています。犬を飼うのは子どものとき以来で、初めて自分で飼う犬ということもあり大きな責任を感じるとともに、彼女をできる限り幸せにしてあげたいと強く思いました」
現在は…
飼い主さんご夫婦のもとで健やかに成長しているエスちゃんは、現在生後推定8カ月に。出会いのエピソードやこれまでの日々について、飼い主さんに詳しくお話を聞きました。
エスちゃんとの出会い
「エスは野犬の子犬で、きょうだい犬4頭同時に里親募集されていました。ほかのきょうだい犬たちが走り回っていたり元気な紹介写真だったのに、エスだけ人の足にピッタリ寄り添っている写真だったり、抱っこの写真が使われていたのが印象に残り、『このコとお見合いしたい』とボランティアさんにメッセージを送ったんです」
「このコと家族になりたい」と、お迎えする決意を固めたのでした。
人馴れするまでに時間がかかると覚悟していたけれど、お迎え数日で嬉しい光景が!
そんなエスちゃんですが、お迎えして3日目にはおなかを見せてくれるようになり、1週間もすると飼い主さんの隣で眠ってくれるようになったのだとか。
元野犬ということもあり、馴れるまでには時間がかかるだろうと覚悟していた飼い主さんでしたが、「想定より早く馴染んでくれたことに安堵し、喜びました」と振り返ります。
無邪気な姿を見せてくれるようになり安心したご夫婦ですが、エスちゃんの行動に驚いたこともあったといいます。
「以前、仕事から帰ってきて床が一部剥がされていたときは衝撃でした。子犬はイタズラをするものだと聞いていたので、壁一面にフェンスを張り、コードも手の届かないところに置き準備万端だったのですが、まさか床にいくとは…。想像を超えた子犬の力に絶句しました(笑)」
エスちゃんの成長を見守れることが喜びに
また、物覚えが良いタイプのようで、芸を教えても数分で覚えることも! 飼い主さんも楽しくなって、ついたくさん教えてしまうのだそうです。
見た目だけでなく、さまざまな場面でエスちゃんの成長を感じるといい、飼い主さんは「日々の成長を見守れることがとても楽しい」と話します。
「臆病なところがあるので、爪切りや散歩も苦手です。まだ苦手なことやできないことが多く、トレーナーさんの指導のもと苦手が減るように現在もトレーニングを頑張っています。
これまでできなかったことができるようになるのはもちろん嬉しいですし、そこに辿り着くまでのトレーニングの過程も含めて楽しませてもらっています」
エスちゃんへの思い
「我が家に来てくれて、私たちにいろいろなことを教えてくれて感謝でいっぱいです。初めて自分で飼う犬ということもあり、今後も至らないところもあると思いますが、いまの私が持てる全力で彼女を幸せにしたいと思っています」
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