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賢いのは、どちらか。「穴澤賢の犬のはなし」

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賢いのは、どちらか。

大吉と福助を見ていると、さまざまな謎が見つかる。そのひとつが「知能」について。年上である大吉の方が圧倒的に“りこう”で、福助は“ばかっぽい”と思うかもしれない。実際そうなのだが、中には首を傾げたくなることもある。

たとえば、福助は仕事部屋の扉を自分で開ける。完全に閉まっていたらダメだが、「カチッ」となる手前で止めておくと、鼻先でチョンと扉を押して入ってくる。しかし、大吉はそれを間近で見ているはずなのに、自らドアを開けることはない。

任せているだけかと思っていたが、先に福助だけが入ってきて、待っても大吉が来ないのでドアを軽く締めておいたら(暖房効率が悪いので)、外でしばらく待っていたこともあった。

同様に、福助は引き戸も自力で開けられるが、大吉は決して開けようとはしない。犬には前足をよく使う犬と、そうでない犬がいるが、実は大吉も前足をよく使うやつなのだ。

たとえば、ポケットにオヤツを入れておくと、大吉はニオイで気がついて、座っている人の太ももあたりを、前足でチョンチョンとつついてくる。「ねぇ、そこに入ってるオヤツちょうだいよ」という合図だ。

「もっとなでて」とアピールするときも、前足でチョンチョンとやってくる。しかし、この様子を間近で見ているはずの福助は、その「チョンチョン」ができない。マネしそうなものだが、なぜだかやってきたことはない。

このように、まったく同じ環境で育ったはずなのに、大吉は「自分の意思を人に伝える」ときに前足を使い、福助は「自分の行動を補助する」ために前足(と鼻先)を使うという違いが見られるのだ。

自分でドアを開けられるほうが賢いともいえるし、意思を伝えるほうが知能レベルが高いような気もするし、どうなんだろうか。というより、大吉はなぜドアを開けられないんだろう。やろうと思えば絶対できるはずなのに。そこが1番の謎だ。

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