犬が好き
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いま、あらためて観たい。犬の「殺処分」という社会問題に真摯に向き合ったノンフィクション映画
これは、犬の殺処分の現実を描いたノンフィクション映画。2007年に宮崎県の保健所で起こった出来事をもとに描かれ、2013年3月16日に公開されました。
メガホンをとったのは、巨匠・山田洋二監督のもとで長年助監督・共同脚本を務められている平松恵美子監督です。
その保健所の職員こそ、主演の堺さん演じる神崎彰司でした。
神崎の愛犬たちも、殺処分になりそうだったところを里親になって飼うことにしたコたちでした。
とにかく心労が絶えない保健所の仕事。世間の人が保健所の人たちに抱いているであろうイメージが、この映画を観るとガラッと変わるかもしれません。
言葉にならないような感情がいっぱいになり、涙する一連の流れは、心にずっしりくるものがあります。
この映画が上映された2013年度の犬・猫の殺処分数は、12万8241頭。そして昨年、2016年度の殺処分数は5万5998頭まで減少しました。多くの人たちが現状を理解し、何とかして大切な命を救いたいと、行動してきた結果でしょう。
しかし、まだ殺処分が行われているという現実から、目をそむけてはいけません。
1頭たりとも哀しい思いをすることのない社会が当たり前になる日は、いつかきっとくるはず。
この映画は、その思いを強くしてくれるのです。私たちひとりひとりができることはないか、いま一度考えてみるきっかけにもなるでしょう。
人の温かさが生んだ奇跡の物語。いまあらためて観たい映画として、おすすめします。
画像引用/YouTube(『ひまわりと子犬の7日間』予告編0
https://www.youtube.com/watch?v=Hzjw7MAviCs
YouTube(『ひまわりと子犬の7日間』ひまわり役・イチの名演技映像)
https://www.youtube.com/watch?v=GBM8ebR_zLo
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