私を愛するなら、私の犬も愛して(fromアメリカ)
「私のことを愛してくれるなら、愛犬も私の欠点もすべて愛して欲しい」という意味だそう。なんと甘い言葉なのでしょうか!犬は飼い主さんが知らない人と話していると、嫉妬することから生まれたのだとか。原文は「Love me, Love my dog」。簡単な英語なので、愛犬家のお姉さま方は、ここぞというタイミングで使ってみてはいかがでしょうか。
老犬は無駄に吠えない(fromエチオピア)
「経験豊富な老人の意見には耳を傾けた方がいい」という意味で使われるそうです。なかなか耳が痛いお言葉ですね…。このことわざは、犬の生態に通ずるものがあります。群れを統率するシニア犬は、普段は物静かに過ごしていますが、攻撃された時やピンチの時だけ群れをリードし、群れを救うのです。
犬に噛みつかれても、犬を噛むな(fromタイ)
犬に噛まれたときに「痛いな!ガブっ!」なんて噛み返しちゃう人はさすがにいないですよね?そのことから「相手に危害を与えられても同じように仕返しをせずに、冷静に対処するのがよい」ということを意味する言葉です。
犬は人間の最良の友達(fromアメリカ)
これは、愛犬家の皆さんも思われている方が多いのではないでしょうか。人間同士では、どんなに仲が良くても、ケンカをして疎遠になってしまったり、仕事の都合で離ればなれになってしまったりがあるかと思います。しかし犬は、どんなことがあっても離れず、ずっと一緒。
落ち込んでいる時や風邪で寝込んでいる時に、そっと慰めるように顔をペロペロしてくれる「物言わぬ優しさ」に励まされた方も多いのではないでしょうか。飼い主様に忠誠心を誓うことは、アメリカでも同じようですね。
恩知らずの人間より恩を知る犬のほうがまし(fromイラン)
「犬は飼い主さんへの御恩を忘れないのだから、まして人間は恩知らずではいけない」という意味で使われます。犬が飼い主さんに対して忠誠心を持つことは、万国共通であることが分かりますね。一つ前のことわざと同じように、最後に残るのは人間と犬の絆なのかもしれません。犬の行動から学べることはたくさんありますね。
海外では独自の文化や犬との暮らしの中で、ことわざや格言が生まれてきました。しかし、人間と犬の深い絆があるという部分は、どこの国でも変わらないのではないでしょうか。国によって色んな表現をしているので、これ以外にも調べてみると面白そうですね♪
出典/「いぬのきもち」2018年1月号『ことわざ格言かるた』(監修:日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生、ことわざ学会代表理事 北村孝一先生)
文/なかやまゆ
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。