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散歩中に楽しくて周りが見えなくなってしまった? 段差から降りられなくなった犬の行動について獣医師に聞いてみた
このとき、ぺこちゃんの身に何が起きていたのでしょうか? 飼い主さんにお話を伺います。
「徐々に段差が高くなり、降りられなくなった犬」
飼い主さん:
「夕方に散歩へ出かけたときのことです。ふだんは通らない道をぺこがルンルンで楽しんでいたら、写真の状況になったのです。
ぺこ自身が高くて降りられないことに気付き、そのときに『助けてワン』という顔をしたのですが……、私はそれを見て笑ってしまいました」
ぺこちゃんは、なぜ降りられなくなったの?
飼い主さん:
「このとき通った道は初めての散歩コースだったので、楽しくて周りが見えていなかったのだと思います。気が付いたら降りられなくなっていたので、悲しそうに助けを求める顔をしていました」
【獣医師解説】散歩中に周りが見えなくなってしまう犬の心理
――いつもと違う散歩コースをウキウキ気分で歩いていたら、段差が徐々に高くなっていることに気付かず、降りられなくなってしまったぺこちゃん。飼い主さんは「初めての散歩コースだったので、楽しくて周りが見えていなかったのだと思う」とおっしゃっていましたが、どのような理由が考えられますか?
山口先生:
「飼い主さんのお考えのとおりだと思います。初めてのお散歩コースで、光景もニオイも新鮮で、段差のことまで気が付かなかったのでしょう」
――同じような経験をしたことがある飼い主さんも多いようですが、犬の生態や特徴などが関係しているのでしょうか。
山口先生:
「好奇心旺盛なコや若いコは、こういった傾向があると思います。新しい刺激に興奮して、周囲に気を配る余裕がなくなるのでしょう」
――初めての道を散歩する際の注意点などがあれば教えてください。
山口先生:
「愛犬が安全に歩くことができるか、誤食しそうなものが落ちていないかなどを気にしてあげましょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・山口みき先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/宮下早希
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