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犬を頭の上からワシャワシャなでることはNG?犬にとって「イヤなこと4選」

犬にとって、人との生活にはストレスになることが多くあります。愛犬がストレスを感じていることに飼い主さんが気づかないと、飼い主さんとの関係が崩れるきっかけになったり、深刻な病気につながったりすることも。今回は、じつは犬がイヤなことについて、しつけ教室「Pet Life Consulting シンビオーシス」代表の岡田敏宏先生に教えていただきました。

お手入れを一気にすませる

小型犬のあんずちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
シャンプーや爪切りなどの苦手なお手入れをまとめて終わらせようと、一気にすませるのはNG。お手入れはただでさえイヤなうえに、長時間拘束されるのは犬にとって苦行です。それが原因でお手入れ嫌いが加速することも。
たとえば歯みがきなら「今日は前歯、明日は奥歯」など、1回のお手入れを短時間ですませたほうが、愛犬への負担が少ないでしょう。1回1回おやつを与えながら行うとうまくいきやすいです。

また、愛犬が眠っているときに苦手なお手入れをしようとするのも絶対にNG。睡眠の邪魔をした飼い主さんに不信感を抱き、噛むなどの攻撃行動がでることもあります。

お散歩中のじつはイヤなこと

ヨークシャー・テリアのジュエルくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
お散歩中の行動でも、実は愛犬にとってストレスになるケースもみられます。

思うままに散歩させる

散歩コースを愛犬主導で自由に歩かせるのは、車や自転車、知らない人や犬などが出てくる道を常に気を張った状態で歩かなければならず、愛犬にとって苦痛に。
散歩するときはリードを短めに持ち、愛犬と並んで歩くことを心がけましょう。愛犬にとって刺激がありそうなものを見つけたら、声をかけてアイコンタクトをとり、おやつなどを与えながら歩くといいです。

苦手な犬が来たとき、抱っこしてすれ違う

苦手な犬が来たときに、抱っこしてすれ違うのは、身を守るための“逃げる”という手段がとれないため、パニックになりやすく、攻撃行動が出ることも。飼い主さんへの信頼も揺らぎます。
とっさに避けたい場合は、抱っこして距離をとるというのもOKですが、歩きながらアイコンタクトで飼い主さんに集中させて、苦手な犬をスルーするというのを練習しましょう。

ドッグランに頻繁に行く

ヨークシャー・テリアのたくくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
頻繁にドッグランに行き、苦手な犬の輪に入れられるのは大きなストレスに。犬嫌いになってしまうこともあります。
ドッグランに入ったら、最初はリードをつないだまま慣れさせ、無理にほかの犬の輪に入れないようにしましょう。不安な場合は、愛犬をしつけ教室などのパーティーで慣れさせてから挑戦するのもいいかもしれません。

犬の頭を上からワシャワシャする

トイ・プードルのモカちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
手を上から出して愛犬をなでようとすると、犬側からは急に視界に手が入ってくるので、警戒しやすくなります。
また、毛の流れに逆らうようななで方も苦手な犬が多いです。
愛犬に触れるときは、下から手を出すようにしましょう。胸元や首まわりなど、犬が触れられてうれしいと感じる場所を中心に毛の流れに沿ってなで、声がけをしながら愛情を伝えてみてください。
愛犬のためにと、やっていたこともあるのではないでしょうか。愛犬の様子を見ながら、改善できるところは改善していきたいですね。
お話を伺った先生/岡田敏宏先生(しつけ教室「Pet Life Consulting シンビオーシス」代表 家庭犬訓練士 動物看護師 2級ファイナンシャル・プランニング技能士 トリマー ペット共生住宅管理士)
参考/「いぬのきもち」2024年5月号『お世話・しつけ・環境etc.――じつはストレスだった! 累計1万頭を見てきたドッグトレーナーが教える 犬がイヤ!なこと21』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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