芝生の上で「ほふく前進」をしながら向かってくる犬　行動から読み取れる心理は？｜獣医師解説

おもしろ可愛い動きで迫ってくる犬にクスッとする！

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@IW29WOXYx9SJanRさんが2023年2月に投稿していた、こちらの動画。そこには、芝生の上で伏せをしながら気持ちよさそうにしている愛犬・プーチンくん（撮影時8才／トイ・プードル）の姿が映っています。

散歩を楽しんでいる様子のプーチンくんの姿にほっこりしますが、この直後、プーチンくんは驚きの動きを見せたのです。

見事な「ほふく前進」を披露！

伏せの状態で両前足を動かして、「ほふく前進」をしながらカメラのほうに向かってくるのでした。

思わずフフッと笑ってしまう動きを見せたプーチンくん。こちらの投稿には、X（旧Twitter）ユーザーから「自衛隊がするあの姿ではありませんか」「電池で動いてるお人形さんみたい」「たまらなく可愛いですね！」などの反響の声が寄せられています。

そんなプーチンくんについて、飼い主さんに詳しいお話をうかがいました。

パピーの頃から見られる行動

「芝生の上でほふく前進をする」という行動は、パピーの頃からよく見られるそう。飼い主さんは「ある程度場所と雰囲気で『今からやるな!?』とわかる」といい、あの日もカメラを構えてその瞬間を待っていたのだとか。

すると、プーチンくんは思った通りほふく前進を披露！　見慣れた姿ではあるものの、「思いのほか“恍惚とした顔”で上から降りてきたので、笑ってしまいました」と飼い主さんは話します。

また、プーチンくんの姿を見てこんなことを思ったそうです。

飼い主さん：
「やっぱり、芝生の感触が気持ちよくて『芝生たまんないな〜』なんて思いながら降りてきたのかなと思います。人も素足に芝生は気持ちいいので、やりたくなるのはわかるような気がします」

ほふく前進の動きが大好きなプーチンくん。フォロワーさんなどから、「どうやって教えたんですか？」と聞かれることがよくあるそうですが、プーチンくんは知らず知らずのうちにやり出したそうで、きっかけはわからないとのことです。

ふかふかで気持ちいいプー#芝犬 #匍匐前進 #犬のいる暮らし #犬好きさんと繋がりたい pic.twitter.com/rbS39EoUxT
— トイプードルPoochin🌱 (@IW29WOXYx9SJanR) February 21, 2023

【獣医師解説】ほふく前進をする犬の心理

プーチンくんは、芝生の上でほふく前進をしながらカメラのほうに向かってきたそうです。この光景からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生：
「今回のプーチンくんは、『芝生が気持ちいい、楽しい』という気持ちでほふく前進していたのだと思います。また、カメラを構えた大好きな飼い主さんにアピールするために、ほふく前進している可能性も考えられますね。

ほふく前進しやすい犬というのは、元気で活動的な犬に多く見られる行動だと思います」

犬がほふく前進をしているときに注意したいことは

岡本先生：
「犬がほふく前進している場合、目の前のものに夢中になっていることが多いので、後ろから急に近づいて驚かせないようにしましょう。

また、ほふく前進している場所に尖ったものがないかなど、犬が怪我をしないように注意してあげてくださいね」

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@IW29WOXYx9SJanRさんが投稿していたこちらの動画。そこには、芝生の上で伏せをしながら気持ちよさそうにしている愛犬・プーチンくん（撮影時8才／トイ・プードル）の姿が映っています。散歩を楽しんでいる様子のプーチンくんの姿にほっこりしますが、この直後、プーチンくんは驚きの動きを見せたのです。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
写真提供・取材協力／@IW29WOXYx9SJanRさん／X（旧Twitter）
取材・文／雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。