「キッチンは立入禁止」の約束を守る犬　愛犬が挑戦する"ギリギリの侵入劇”に飼い主も思わずクスッ

ゲートにあごを乗せる犬。

写真の犬は、X（旧Twitter）ユーザー@fikas_timeさんの愛犬、ゴールデン・レトリーバーのフィーカくん（取材当時1才）です。キッチンで夕食の支度をしていた飼い主さんが視線を感じて見に行くと、ゲート内に鼻の先を侵入させたフィーカくんと目が合ったといいます。

飼い主さん：
「調理中の私から鼻の先が見えていました。『どんな状態でいるのか？』と思い確認をしにいったら、フィーカがこの顔をしていたので笑ってしまいました（笑）
キッチンに入ったらいけないことは知っているけれど、『これならセーフだと思っていそう』と想像してしまいました」

このあともフィーカくんは、鼻の先をキッチンに入れた状態で、飼い主さんの調理を見守っていたといいます。

「キッチンに入らない」という約束を守るフィーカくん

キッチンに前足だけ入れるフィーカくん — 別の日の様子。キッチンに片方の前足だけ入れるフィーカくん

家に迎え入れて以来、フィーカくんは「キッチンに入らない」という約束を守っているのだとか。

飼い主さん：
「全身が入ることはないのですが、気がつくと鼻の先や片方の前足だけをゲートの中に入れていることがあります。体の一部だけが入ることには目をつぶっているので、多分、フィーカのなかで『体の一部なら許される』と思っているのではないでしょうか」

そんなフィーカくんが、ゲートの中に鼻の先を入れる理由とは？

飼い主さん：
「食べることが大好きなので、おいしいニオイがするキッチンは魅力的なのだと思います。『できることならキッチンに入って、調理中の私の横でおこぼれをもらいたい』と思っているような気がします」

家族の外出時に顔で訴えてくるフィーカくん

犬用ベッドの上でスティックをかむフィーカくん — 犬用ベッドの上でウッディタフスティックを堪能するフィーカくん

フィーカくんは、犬も人も大好きで社交的な性格をしているのだとか。だからこそ、飼い主さんは後ろ髪を引かれる思いをすることがあるといいます。

飼い主さん：
「フィーカをお留守番させるときは、物言いたげな顔で見つめてくるので申し訳ない気持ちになります。外出先から見守りカメラを見ると、好きなおもちゃで遊んでいたり、大好きなぬいぐるみと寝ていたりするので、それなりに楽しそうに過ごしているのですけどね」

そんなフィーカくんに出会えたことに、喜びを感じている飼い主さん。「大変なこともありますが、それ以上に楽しいことや癒やされることがたくさんあり、今ではもう大切な家族の一員です」と素直な気持ちを教えてくれました。

体はキッチンに入らず、鼻の先だけを入れていたフィーカくん。ギリギリ許されるところを責めたら、飼い主さんに笑われてしまいました。

写真提供・取材協力／@fikas_timeさん／X（旧Twitter）
取材・文／小崎華
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2024年12月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。

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2025/01/03 UP DATE