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顔出しパネルで遊ぶ元保護犬→お迎え後も遊び好きはそのまま、甘えん坊に成長!今ではすっかり「我が家の“次男坊”」に

ちとせくんは、保護犬として飼い主さんのおうちに生後8カ月の頃にお迎えされました。
飼い主さんに、ちとせくんとのこれまでのエピソードをお聞きしました。
ちとせくんとの出会い

元々、飼い主さんとお子さんは犬好きで、「ふれあいと寄付を置いてくるだけでも」という気持ちで参加したのだそうです。
飼い主さん:
「そこで顔出しパネルからひょっこり顔を出して遊ぶちとせに会いました」
飼い主さんのお子さんは、そんなちとせくんの姿に惹かれたのだそう。
しかし、ちとせくんには視覚と聴覚に障害があるという説明があったのだといいます。
飼い主さん:
「息子にとって初めて飼う犬がケアばかり必要なコだと、犬とふれあう楽しさや喜びを感じられないのでは?と私は悩んだので、息子に聞いてみることにしました」
そんな飼い主さんの気持ちとは裏腹に、お子さんは「それでもいい。心が繋がっているなら大丈夫」と答えたのだそうです。
その日は一度家に帰宅をし、家族で相談をしたといいます。家族で話し合い、後日家族全員で預かりスタッフさんのお宅に、ちとせくんを見に行くことにしました。
飼い主さん:
「そこでは8頭の犬に囲まれて遊ぶ、ちとせの姿がありました!
障害のことを感じさせないくらい、走り回って遊ぶ天真爛漫なちとせの姿が見られました。ちとせは障害はあっても私達には普通の子犬と変わらないように見えました」
そこからトライアルを経て、ちとせくんは正式に飼い主さんのおうちにお迎えされました。
ちとせくんをお迎えしてからのエピソード

落ち着いた環境にするべく、寝室をちとせくんは1階、飼い主さん家族は2階とあえて分けたのだそうです。
飼い主さん:
「落ち着いて眠れるようになったかと思うと、今度は朝4時頃に起きて泣き叫ぶように。どうやら寂しくなってしまったようです」
そこで、飼い主さん家族とちとせくんは寝室を一緒にすることにしました。そうすることで、ちとせくんは落ち着いて眠れるようになったそうです。
飼い主さん:
「段々、家族との距離が縮んで来たのを感じ、大変だったけど嬉しかったエピソードです」
ちとせくんってどんなコ?

家族の中でも特に飼い主さんに甘えているのだそうで、こんなエピソードを教えてくれました。
飼い主さん:
「ずーっと家中くっついてきます。隙があれば膝に乗って甘えようとしています」
また、ちとせくんはお散歩中にすれ違う犬や人に興味津々で必ず寄っていくのだそうです。
好奇心旺盛なのかと思いきや、飼い主さん曰く、繊細な一面もあるのだと言います。
飼い主さん:
「家の屋上で走り回るのも大好きなやんちゃなコですが、喜ぶだろうと思って連れて行った河川敷ではほとんど動かず、置物のようでした。このように、繊細で内弁慶な一面もあります」
「ちとせは我が家の“次男坊”」

飼い主さん:
「保護されたときの預かりスタッフさんが、長生きできるようにと願いを込めて『ちとせ(千歳)』と名づけました。
私も同じ願いを込めて、譲渡後も名前を変えていません。どうか1日でも長く生きられますように…」
最後に、ちとせくんは飼い主さんにとってどんな存在かを聞きました。
飼い主さん:
「ちとせはすっかり我が家の“次男坊”です。
障害を持って生まれたちとせですが、私達家族にとってはちとせはちとせ、普通の犬であって、愛される存在です」
写真提供・取材協力/@hitoseshetlandさん/X(旧Twitter)
取材・文/COCO
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年7月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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