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え、シー・ズーも?! オオカミに近い「原種グループ」の犬たちとは
今回はその中から、犬のルーツであるオオカミに近い「原種グループ」の犬たちをご紹介します!
「原種グループ」って?
現在の研究で「犬の起源は中央アジア」と解明されている通り、この原種グループにはアジアや中東生まれの犬種が多いのが特徴です。アジアは西欧などに比べ、交配によって特定の犬種をつくり出そうとする文化が薄かったことから、原種の血が色濃く残されていると考えられています。
「原種グループ」にはこんな犬種が!
シベリアン・ハスキーは確かにオオカミに近い風貌ですが、あどけない顔つきのシー・ズーやペキニーズ、チャウチャウが原種グループなのは、少し意外に感じるかもしれません。
実はシー・ズーやペキニーズの先祖であるラサ・アプソは、原種のDNAを特に色濃く受け継いでいる犬種。歴史のかなり早い段階から登場していたと考えられています。またチャウチャウは、黒い舌が「古代犬種に通じる特徴」といわれている通り、DNA解析でも原種に近いという結果が出ました。
日本生まれの犬種も!
日本生まれの犬種の中で、もっとも古い歴史を持つのは柴だといわれていますが、きりっとした見た目は確かにオオカミに似ていていますね。原種らしい気まぐれで野性味のある性格も、柴には残っているとされています。
知れば知るほど面白い犬種のルーツ。今後の研究結果にも注目したいですね!
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
※参考にした2016年1月号の特集では、Heidi Parkerらが2004年に行ったDNA解析の結果をベースに、その他の研究結果も踏まえながら、犬種全体を4つのグループに分類しています。
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