犬が好き
UP DATE
視力を失いお出迎えはしないけど【連載】おばあちゃん犬がやってきた 第30回
我が家は新しい家族の一員として、15歳のおばあちゃん犬を迎えました。
シロさんは私たち家族のお見送りからお出迎えはもちろん、朝になると階段を降りてくる私に全力で尻尾をふって迎えてくれていました。
そんなシロさんの姿は、かわいくてかわいくてかわいくてかわいくて・・・(親バカ)
しかし、完全に視力を失ってしまったシロさん。
出迎えてくれることは、ほとんど無くなってしまいました・・・。
シロが活発だったあの頃に
その日も帰宅後、玄関のドアを開けるといつも誰よりも尻尾をふってくれるはずのシロさんの姿が、ない・・・。
「シロさん、今日も来てないねぇ・・・お目目見えないからしょうがないよね」と子どもたちの前で寂しそうにしてしまった私。
すると、子どもたちは元気のない私に向かって驚くことを言いました。
シロはかくれんぼしてるんだよ!
「シロどこだ~?どこにいる~?(´・ω・`)」
その声はまるで、子供とかくれんぼしている親のよう。
「ママー!シロいたよー!!」と、楽しそうな声が聞こえました。
ただいま。お留守番ありがとう。
みつかってしまったのに、どこか嬉しそうなシロさん。
触れられて、気づいたときのシロさんの顔がかわいいことかわいいこと。
結局、なにをしても可愛いんです。シロさんだから(´・ω・`)
びっくりする場所で見つかるシロさん
ひんやり気持ちよさそうだけど、お布団にいこうね。
登場人物・登場犬猫
tamtam プロフィール
2022年「たまさんちのホゴイヌ」(世界文化社)、2023年「たまさんちのホゴネコ」(世界文化社)を出版。著者印税を動物福祉活動に充てている。
UP DATE