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へそ天ができる柴犬は何割?|連載「ここ掘れここ柴」vol.15

今週の「柴犬のここが好き」

へそ天になる前に、壁を使うことがあるとこ。
ある意味「壁ドン」?いろんなシーンで上手に壁を使います。

実は、へそ天になる瞬間はあまり目撃したことがありません。
気づいたらなっていることが多いです。
そうか、へそ天になるには壁の補助がいるのかと気づきました。

誰でもへそ天ができるものと思っていましたが、実は我が家の柴犬・こよみは上手にへそ天ができません。体の側面が壁についてるとか、ソファの背もたれに寄りかかっていないと仰向けで寝られないのです。
背中が丸いから?できる子とできない子の差ってなんなんでしょう。
柴さんのうち、何%ができるのか気になるところです。

2017年、また柴犬と暮らし始めた

これまで、はじめて一緒に暮らした柴犬「ハナ」のことをお話ししてきました。
ハナと過ごしたのは、9歳から21歳までの12年間。
ハナは、私が柴犬の魅力にとりつかれるきっかけとなった大切な存在です。

そして、実は今、5歳の柴犬の女の子・こよみと一緒に生活しています。
こよみとの出会いについてお話ししていきたいなと思います。

facebookでその犬の里親募集を見かけたのは、出会いの少し前のことでした。
当時、私は実家を離れて一人暮らしをしており、犬と一緒に生活することは現実的ではありませんでした。母とは「またいつか柴犬と一緒に生活したいね」と話すことはあったものの、その「いつか」が来るのは随分先のことだろうと、お互いに分かっていました。

しばらくしてもその犬は里親が決まることはなく、写真のその犬のことが頭から離れなくなりました。その犬は、実家の近くで保護されていて、会いに行ける距離にいるということがきっかけのひとつになり、母とその犬に対面することになりました。対面の日取りが決まるまでには、facebookの柴友さんに間に入ってご尽力いただきました。

2017年11月22日、いい夫婦の日。私は仕事を切り上げて電車に飛び乗りました。
母と待ち合わせて、一緒にその犬との対面場所へ。「相性が合わなかったら…」と不安な気持ちに飲まれそうにもなりました。その犬が私たちを選んでくれないかもしれないと。

初対面、リードから伝わる不思議な「つながり」

遠くの方に、写真よりもずいぶんやつれているように見えるその犬がいました。
私が駆け寄ると、その子はぴょんぴょん飛び上がって喜んでくれました。
リードを預り、行ったり来たり、二人であたりを駆け回りました。

懐かしい感覚が喜びとなって身体中に広がりました。
今までも、知人の柴犬さんのリードを借りて散歩することはありましたが、それとは全く違う感覚でした。リードを通してその子と手をつないでいるような気持ち。
他人ではない何かで繋がっている。不思議な気持ちです。

その日のうちに、その犬は「うちの子」になったのです。
トライアルの期間もなく、我が家に迎える準備もなく。今思えば、私たちは里親になる手順を何も踏んでいませんでしたが、その犬を連れて帰らなければ、一生後悔する、と感じました。理屈ではなく、その子の手を離してはいけないと感じたのです。

連れて帰ってすぐ、その犬のことをぎゅっと抱きしめました。
痩せた体と、バシバシの毛と、ニオイも。
「大丈夫」。それだけ伝えてあげました。

私と出会った時、こよみは産後3ヶ月ほどの状態でした。
ハナの出産を経験していたので、こよみがやつれておっぱいが垂れ下がっていたのがそういう事情だということはすぐに飲み込めました。

さっきまで楽しそうに走っていたのに、やはり緊張しているのか別犬のように不安げな表情になってしまいました。
「今日からうちの子」
まず、名前を決めないとね。
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