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元の飼い主に似た人を追う保護犬|連載「こぐま犬てんすけ」vol.16

こんにちは、スズメ天狗。です。

今回はてんすけがいた保護犬カフェで起こった出来事をお話しようと思います。
保護犬カフェ川西店というお店のお話です。(てんすけが保護されていたのは別の店舗です)

(しばらくボクはお休みです…)

「ボクとおなじほごけんだったこのおはなしをします。」
保護犬カフェでは、ブリーダーからの繁殖引退犬、ペットショップからの飼育放棄、保健所から来た子の他に、飼い主自ら持ち込まれた子たちもいます。

そんな、飼い主から飼育放棄された狆のつぐみちゃんのお話です。
3回に渡っておりますので、どうぞよろしくお願いします。

飼育放棄されたつぐみちゃん

つぐみちゃんが鳴きながら行きたかった先は

8歳まで飼い主に飼われていたためか、人が大好きで、お散歩も大好きなつぐみちゃん。

ボランティアさんに連れられて楽しくお散歩に行っていたときのことでした。突然道の向こうを歩く人を見て鳴きながら駆け寄ろうとしました。


赤信号だったので慌てて押さえるボランティアさん。
それでも必死に行こうとするので、青信号になった時に行かせてみると、その人のことを必死で追いかけ、顔が見えるところまで来ると、

 
突然力が抜けました。


その時にボランティアさんは、ハッと気づきます。

 
もしかして、今の人はつぐみちゃんを捨てた飼い主に似ていたんじゃないだろうか。つぐみちゃんは、今でも飼い主が迎えに来てくれると信じているのだと。

 
それが分かったボランティアさんは道端にも関わらず涙したそうです。

一人にされたことはわかるのか…

つぐみちゃんは捨てられたということがわかりませんので、飼い主のことを恨んだり出来ず、飼われていたときと同じように人を愛し、可愛がってもらえる喜びを忘れずにカフェでもお客さんに愛想を振りまいています。


でも飼い主が自分を置いていった、一人にされたということはわかっているのか、初めてカフェに来た時、オーナーさんにしがみついて来たそうです。

きっとどうしてここに連れてこられたかわからず、不安だったんだと思います。

保護された当時の不安そうなつぐみちゃん

ボランティアさんやオーナーさん、お客さんに可愛がられ安心して新しいお家を待つことが出来るようになってはいましたが、それでもまだ飼い主が迎えに来ることを待ち望んでいた、

そんなつぐみちゃんに里親候補の方が現れます。

 

〜〜〜〜次回に続く〜〜〜

登場人物紹介

普段はこぐま犬てんすけが主人公です。

作者のブログとTwitter

ブログでは現在5歳のてんすけの日常を漫画で綴っています。

こぐま犬と散歩〜元保護犬の日記〜

スズメ天狗。Twitter

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