犬が好き
UP DATE
「ごはん中の子猫をそばで優しく見守る」柴犬 愛情深い行動に心が動かされる

柴犬なつさんも子猫たちと一緒に暮らしているのですが、子猫に対するなつさんの眼差しがとても優しく、見ていてほっこりしてしまうんです。
ごはん中の子猫を優しく見守るなつさん

じつは密かに「こぼれてこないかなぁ~」と思っている!?
柴犬なつさんってどんなコ?
「なつは主は一人と思っているようで、他の人にリードを持たれるのを嫌います。寝るときにお布団に入るのは自分だけで、夜は同じ布団に入ろうとすると絶対に怒ります。
そんな性格のなつですが、生まれてすぐの子猫や弱っている子猫、怯えてシャーシャー言ってるコや威嚇・攻撃したりするコの受け入れを拒んだことは一度もないので、不思議ですね。だから私も、どんなコがお家にやって来てもお世話ができるんだと思います」
なつさんのおかげで、保護子猫たちにいい影響が
なつうりさんの家に子猫が来ると、柴犬なつさんは子猫の「見守り隊」となって優しく接してくれるので、安心してお世話ができるのだとか。また、なつさんのおかげで、子猫にいい影響があるともいいます。
「なつが側で見守ることで、子猫も犬を警戒しないでごはんを食べられるようになります。たとえ里親さんのお家に犬や猫がいても、警戒したり怖がらないで食べてくれるので、なつにはとても活躍してもらっていますね」
なつさんのおかげで、ミルクボランティアをしていこうと決意
「兄弟猫と別れた臆病な猫が里親の元に行ったのですが、食事も取らず夜鳴きがひどかったそうで…無理だと判断して、夜中にその猫を迎えに行ったことがありました。
家に帰り、キャリーの中で涙を流して鳴いている猫を私が出せないでいると、なつが頭からキャリーの中に入って猫を出したんです。なつはそのコの体をなめてあげて、その日の夜だけ一緒に寝てあげていました」
「当時、私は猫の保護活動を始めてすぐのときで、『柴犬がいる家で保護猫のお世話ができない』と言われ、心が折れかかっているときでもありました。でも、なつの姿やなつの側で安心して眠っている猫の姿を見て、『なつと一緒にミルクボランティアをしていこう』と心に決めました。あのときのことが今でも忘れられないですね」
なつさんの健気な姿にグッとくることも

「なつがオモチャを持ってくるときは、いつも『我慢させてごめんね』の気持ちが先にきますね。子猫をできるだけ人馴れさせてあげるのは大切なことで、どうしても手のかかる子猫の相手を先にしてしまうので…。子猫のお世話がすんでたくさん遊んであげると、なつは納得してくれます」
犬や猫との暮らしは、何気ない日常が幸せに感じられる
「犬や猫といると、私は癒しをもらっているなと感じます。桜吹雪の中を一緒に歩いたり、秋は落ち葉の絨毯を歩いたり…日常のたわいのないことでも、なつとお散歩することで季節を感じながら楽しんでいます」

「我が家の元保護猫うりしゃんは、15才で動きも鈍くなってきたけど、毎朝キャットタワーの一番上に乗せて窓を開けてあげると、外の空気を気持ちよさそうに感じています。この姿をあとどれだけ見られるのかはわからないけど、なんてことない日常生活がとても愛おしくて幸せに感じます」
取材・文/雨宮カイ
UP DATE