犬が好き
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里親募集をしていた1才のトイプーと家族になり3ヵ月経過、トライアル期間中に得られた大切な「気づき」とは
愛犬と過ごす時間は、かけがえのない時間だと感じている人も多いでしょう。

2頭の犬と暮らしているInstagramユーザーの@annie_bichonさん。2頭目に元保護犬だったふうくん(♂・1才/トイ・プードル)を家族に迎えて、改めて「犬と暮らせる幸せ」を日々実感しているといいます。
現在ふうくんと家族になって約3カ月、出会いのエピソードや今の暮らしについて、飼い主さんにお話を伺ってみました。
インターネットで、里親募集をしていたふうくんを見つけた

ふうくんはある事情により、1才頃のときに保護活動などを行っている「Dogs Home Culu Culu」に保護されました。インターネットでふうくんの里親募集をしていることを知った飼い主さんは、ご縁があればと応募してみたのだそう。

当時、先住犬のアニーくん(♂・3才/ビション・フリーゼ)と暮らしていた飼い主さんご家族。ふうくんに初めて会いに行くとき、2頭の相性を確認するためにアニーくんも一緒に連れて行ったのだそうです。

飼い主さん:
「ふうはしっぽをたくさん振ってくれて私の顔をペロっと舐めてくれました。アニーとも楽しそうに遊んでいたことが印象的でしたね」
そして飼い主さんご家族は、トライアル期間を経てふうくんと正式に家族になることができたのでした。
トライアル期間中に、飼い主さん自身もいろんな気づきが

とにかく元気でやんちゃな性格だというふうくん。犬の幼稚園を運営しているドッグトレーナーさんの元で保護されていたこともあってか、お友達と遊ぶのがとても上手なのだそう。
飼い主さんは、トライアル期間中に印象的だったことがあったといいます。
飼い主さん:
「ふうのクレートトレーニングが完璧で、家族みんなで感動してしまいました。すごくやんちゃと聞いていたので覚悟していたのですが、先住犬のアニーに比べるとなんてことないことばかりで…自分の犬へのしつけや知識のなさに気づかされる毎日でもありました」

飼い主さん:
「ふうは噛み癖が少しあるのですが、保護してくれていた方と譲渡後もお会いしていろいろアドバイスをもらっています。譲渡後もサポートしてもらえることがとても心強く、私自身の悪い部分にもしっかり向き合おうという気持ちになれました。今は試行錯誤して、ふうの噛み癖も少し直ってきたように思います」

また、最初のころはまだ慣れていないせいか、ふうくんは落ち着きのない様子を見せることもあったそうですが、少しずつ変化が見られたといいます。
飼い主さん:
「私たち家族は犬を連れで出かけることが大好きなので、トライアル期間中もふうをいろんなところに連れて行ったのですが、写真を撮ると少し戸惑っているような顔をしてる気がしたのが印象に残ってます。
最初は家でも落ち着かない様子でチョロチョロしていることが多かったのですが、日を重ねるにつれてアニーの定位置だったクッションの上や、ソファの上で落ち着いて寝てるふうの姿を見ることが多くなりました。徐々に自分のお家だと認識してくれているように感じて、嬉しかったですね」
ふうくんとアニーくんは、兄弟のような関係性に

「ここは自分の家なんだ」と認識し、安心できる居場所を見つけたふうくん。先住犬のアニーくんとも、徐々に兄弟のような関係性を築いていっているのだそうです。
飼い主さん:
「ふうは初め、アニーのことをライバルみたいに思っていたようです。アニーのごはんを奪ったりすることもあったんですが、徐々に関係性ができてきて、今ではおやつを食べるときも、アニーが食べているのを待てるようになりました。
体の大きさが違うのでいつもアニーとの遊びには負けてしまいますが、負けるとわかったらアニーが1番好きなボールを咥えて、アニーに見せつけていたりなんかもしますね」
家族になって3カ月、かけがえのない時間に

ふうくんと家族になり約3カ月。まだ3カ月ではあるけれど、飼い主さんはかけがえのない時間だと日々感じているそうです。
当初、「少しでも犬のためにできることをしたい」との思いで保護犬を迎え入れようと考えていたそうですが、ふうくんと出会い家族になれたことに感謝の気持ちが大きいと話してくれました。
そして、ふうくんと出会えたことで「保護犬」の印象が変わったともいいます。

飼い主さん:
「今回保護犬を迎える条件として、先住犬のアニーの性格を考えてアニーより若いコを探していました。でも、実際にふうを迎えて思うことは、私がこだわっていたことはそんな大したことではなく、大事なのはそのコときちんと向き合うことが大切で、先住犬との関係も年齢だけの問題じゃないんだなと思いました。
保護犬の中にはいろんな問題を抱えているコもいると思いますが、犬が悪いのではなく、きちんと人が向き合ってあげることが重要なんだと思います。保護犬と楽しく暮らすためには、まず私自身が犬との向き合い方を学んでいかなければいけないと、ふうと家族になり気づくこともできました。
そして、譲渡後もサポートしてもらえる環境がとてもありがたく、感謝しています」

現在1才のふうくんには、これからもまだまだ楽しい出来事がたくさん待っているはずです。アニーくんや飼い主さんご家族と一緒に、素敵な時間を過ごしていってほしいですね。
可愛いモフモフコンビの日常の様子は、ぜひ飼い主さんのInstagramでもご覧ください。
参照/Instagram(@annie_bichon)
取材・文/雨宮カイ
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