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犬の多頭飼いで一緒に散歩…安全なの? 起こりがちな「リードトラブル」
この記事では、犬の多頭飼いの散歩で起こりがちなリードトラブルについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
複数頭の犬を一緒に散歩させることで起こりうるトラブル
「犬同士のリードが絡むと、リードの動きが制限されるために愛犬が歩きづらくなります。そして絡んだリードが飼い主さんの足元にきて、転ぶことが最も危険で心配です。飼い主さんが転ぶと愛犬も巻き込まれる可能性があるので、十分に注意が必要です」
犬の多頭飼いで安全に散歩するためのポイント
「犬の大きさにもよりますが、飼い主さんひとりであれば安全に散歩できるのは2頭までではないでしょうか。2頭であればリードが絡んでもすぐに解消できるかと思います。
2頭以上となると、愛犬たちを車などの危険から守り、誤食がないように注意し、排便・排尿による健康状態の確認をすることなども含めると、目が行き届かないと思います」
「そうですね。愛犬が倒れたときやケガをしたとき、見知らぬ犬に飛びかかられたなどで急に抱き上げたりが必要なときは、多くの犬を連れていると対応ができなくなる恐れがあります。
複数同時に散歩することで、飼い主さん自身の足回りも歩きづらく、転んでしまうこともあり危険でしょう」
大きさの異なる犬同士の散歩は危険なことも
「大きさの異なる犬同士の散歩もおすすめできません。小型犬と大型犬ではリードの長さも違いますし、歩幅や散歩に必要な時間もまったく違います。途中から小型犬を抱いている方もよく見られますが、手がふさがってしまうことで愛犬たちを守るための危険回避行動ができなくなることもあります」
「できれば同じ体格の2頭を散歩するほうが安全に散歩できると思います。複数飼育している方で、2頭ずつのグループに分けて散歩している方もいます。
もし複数での散歩をする事情があるのであれば、愛犬たちのリードをコントロールできるか、いざというときに愛犬たちを守れるか、安全に散歩ができるかを考えてみてほしいと思います」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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